三浦しをんさんに感謝する話
外国語を勉強するとき、辞書はとても大事です。それは誰でも分かる話です。
しかし、辞書はつまらない、辞書に興味ない、そういう方は、大勢いると思います。
辞書って、所詮道具だし、と思われがちです。
そこで、特に感謝したい人は、三浦しをんさんです。「舟を編む」は、日本語教育業界にとっては、とても大事な作品です。
もっと言えば、アニメ化のお陰です。小説とか映画とか、影響力は一定的で限定されていますが、中国のアニメファンの力はすごいです。アニメ化になったことで、その作品はすごく注目されることになります。
そしてアニメの視聴者と日本語学習者は結構かぶっていますので、綺麗に日本語学習者に辞書の魅力を伝えてくれました。
「辞書はどうやって作ったか」、それを理解するのは、日本語学習において、とても大事なことだと思います。「違う辞書の語釈は違う」も、大事です。
中国はトップダウン式の国語施策なので、それを理解するのは難しいことですが、「舟を編む」のお陰で、結構うまく伝えているみたいです。
何といっても、「辞書への興味」が引き出されたら、新しいコンテンツはどんどん作られてきます。
その原点の三浦しをんさんには、感謝しかありません。
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