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小ロット印刷で、押さえておきたいポイントは何ですか?

小ロット印刷は、企業や個人が必要な分だけを効率的に印刷できる便利な方法です。特に、急ぎのプロジェクトや少ない部数で印刷したい場合、コストを抑えつつ高品質な仕上がりが期待できます。
少量印刷には特有のポイントや注意点が存在します。この記事では、2031年に創業100年を迎える東京新富町の紙製品メーカー・山櫻が、小ロット印刷のメリットを最大限に引き出して活用するためのヒントをご紹介します。


小ロット印刷はどんなときに便利ですか?

ここからは、小ロット印刷の基本について紹介します。

小ロットってなんですか?

小ロット印刷とは、少ない部数による印刷を意味します(少部数印刷)。
一般的には、100部から500部程度の印刷物を小ロットと呼びます。従来の大量生産に比べ、在庫管理や初期コストを抑えられるメリットがあります。
近年、プロモーション方法が多様化したことにより、少部数で短納期の印刷物が増えています。

なぜ小ロットで印刷できるのですか?

小ロット印刷が普及した背景には、オンデマンドを中心にしたデジタル印刷の進化があります。
従来の大量生産に適したオフセット印刷では専用の版を作る必要がありましたが、オンデマンド印刷では、データを直接プリンターに送ることができるようになり、「版を作る」という工程が不要になりました。これにより、少量でもコストを抑えることが実現したのです。

オンデマンド印刷については、詳しくは、こちらの記事もご参照ください。

オフセット印刷との違いはなんですか?

オフセット印刷は、高品質で色の再現性に優れていますが、初期コストが高く、少量部数には向いていません。一方、オンデマンドなどのデジタル技術を用いた小ロット印刷は、初期コストが低く、必要な部数だけの印刷が可能になります。
ただし、オフセット印刷に比べて色の再現性がやや劣る傾向があります。オフセットとオンデマンドは、どちらか一方が優れているということではなく、用途に応じて使い分けることが必要です。

小ロット印刷は、どんな用途で使われますか?

ここからは、小ロット印刷の具体的な用途について紹介します。

封筒

封筒の小ロット印刷は、特定に顧客に対するダイレクトメールなどに最適です。
必要な分だけ注文できるため、ロゴやデザインを季節やキャンペーンに合わせて変更することも可能です。また、在庫リスクを減らせるので、コスト管理がしやすくなります。

ダイレクトメールについては、こちらこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

名刺

名刺の小ロット印刷は、特にスタートアップ企業やフリーランスに人気があります。
デジタル技術を活用すれば、コストを抑えつつ、デザイン性の高い名刺を作成できます。また、頻繁に役職や連絡先が変わる場合にも、小ロットでの印刷が便利です。

オリジナルグッズ

小ロット印刷は、そのデザインの自由度と、高いカスタマイズ性から、オリジナルグッズの制作にも向いています。
イベントやプロモーションで配布する少量のノベルティグッズなど、デザインの自由度を保ちながら、低コストで制作できます。印刷する商品によって、素材やインクの種類を選べるのも小ロット印刷の魅力です。

小ロットで印刷するときのポイントは?

ここからは、小ロット印刷を発注するときのポイントを紹介します。

コストと品質のバランスを考える

小ロット印刷の最大の課題は、コストと品質のバランスです。
少部数では1枚あたりのコストが高くなる傾向にありますが、業者によってはコストを抑えながら高品質な印刷を提供しているところもあります。予算に合わせて、最適な業者を選びましょう。

入稿データや色校正、製本を最適化する

入稿データの準備や色校正の確認は、印刷の仕上がりに大きく影響します。
デジタル印刷では、入稿データの精度がそのまま仕上がりに反映されます。そのため、データの作り方にコツが求められます。また、製本も、用途に応じた最適な方法を選ぶことで、より良い仕上がりを実現できます。

最適な印刷データの作り方については、こちらこちらの記事もご参照ください。

信頼できる発注先を選ぶ

小ロット印刷は、入稿時にちょっとしたコツがいるところからも、発注先には、信頼できる企業を選ぶことが大切です。
印刷会社ごとに品質管理や納期対応が異なるため、実績や口コミを参考にしながら選定することをお勧めします。
たとえば山櫻の封筒印刷サービスでは、テンプレートをもとに入稿データが作成できるため、仕上がりに安定感があります。色指定にも対応しています。

「小ロット印刷で、押さえておきたいポイント」まとめ

小ロット印刷とは?
・少ない部数を必要な分だけ印刷する方法
・オフセット印刷との違いは、初期コストの低さとデザインの自由度
小ロット印刷の用途は?
封筒:限定顧客向けダイレクトメールなど
名刺:個人事業主など少量でも高品質な名刺が必要な人
オリジナルグッズ:デザインの自由度を保ちながら、低コストで制作可能
小ロットで印刷するときのポイントは?
・コストと品質のバランスを考えることが重要
・入稿データや色校正を最適化し、仕上がりの品質を上げる
・データ入稿のコツを心得た信頼できる発注先を選ぶ

SOREALでは、100枚程度の小ロットから発注できる封筒印刷サービスを提供しています。
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