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精油に興味を持たないアロマセラピスト?

今日は辛口になりそうな予感ですが・・・

私がアロマセラピーの教室を選んだ理由は、講師がアロマセラピーを実践している、精油を使っている、と言う点でした。
え?当たり前じゃん?って思うかもしれませんが、(今は知りませんが)当時のアロマセラピーの先生って、”ハーブ好き”から派生してアロマセラピーも教えている。と言う先生が多くて、意外とアロマセラピーを実践している人が少なかったんです。

なので、精油についても香りよりも「効能」重視という内容になりがち。そういう先生から習う人たちは、当然「効能」重視になる傾向があります。仕方がないですよね?三つ子魂100までっていうくらいだから。

ここからは私の予想ですが、そうなると、アロマセラピーの弱点である「曖昧さ」ばかりが浮き彫りになってしまって、精油に対する信頼度が下がってきてしまうのではないか?って思うんです。
だって、精油はロットによって成分も違うし、同じハーブでも蒸留技術によってその成分は変わるし、望んだ「効能」が得られないことなんて当たり前にあります。

そうなると、アロマセラピー、精油って役に立たない?ってことで、だんだん疎遠になってしまう。のではないか?と懸念しています。

だから精油は「効能」で選んじゃダメなんです!(詳しくはいつか話しましょう)

で、精油に対する信頼度が下がってしまうと、アロマセラピストと名乗りながらも精油を研究しない、情報を更新しない、興味を失せている、という人たちが思いのほかいるのではないか?

私が一番危惧しているのは↑これです。

精油に対して信頼がなくなって、これ以上の興味が持てないなら、アロマセラピストという看板を下げてほしい。
なぜなら、そういう人がいるために、一生懸命勉強して、常に情報をブラッシュアップし、自分なりに経験を積んでいる人たちも、同じようなレベルだと思われるから。

いや、実際にはその差は歴然なのですが、初めて出会ったアロマセラピストが「精油を信頼していない」人だったお客様や生徒さんは、アロマセラピーに対してアグレッシブになれなくなります。先ほども書きましたが、三つ子魂百まで。だから。
その後、ちゃんとしたアロマセラピストに出会うことがあれば良いけど、そうでなければ、一生「アロマセラピーって結局香り付けでしょ?」ということになる。


なぜ、こんなことを書いているかというと、最近対面レッスンを続々と再開していて、アロマセラピー中級者を教える機会が増えるのですが、みなさん口を揃えて仰るのが
「こういう勉強がしたかった」ということ。

私が教えているアロマセラピーは、基礎中の基礎です。(気功アロマ講座は別だけど)
アロマセラピーは、精油を使った嗅覚刺激を用いる「セラピー」です。ということを教えているだけのこと。

精油と香りに興味と関心がか無ければ勉強はできないし、ましてやプロにはなれません。
今 手元にある精油はもちろん、知らない精油も知りたい、と興味を持って調べたり使ったりできる好奇心を持ち続けなければ、プロにはなれない。

精油に興味を持たないアロマセラピストは不要です。
それは、食材に興味を持たない料理家と同じくらい失礼なことです。

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