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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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2024年6月の記事一覧

第280話:引退と天気と

雨の季節である。空梅雨だが。 雨が好きな人はあまりいないのかもしれない。 しっとりと降る…

空を飛ぶ土竜
3か月前
40

第278話:YouTuberになりたい?

■『十訓抄』という説話集に二人の歌人の歌が逸話とともに載せられている。 最初の歌は能因が…

空を飛ぶ土竜
3か月前
39

第81話:話し合うということ

■「12人の怒れる男」という映画があって、この話はある殺人事件に関わった陪審員たちのドラマ…

空を飛ぶ土竜
3か月前
34

第73話:精神安定剤

30代の前半のことだった。学校祭が終わった翌日の代休に久しぶりに家族で外出し子供と小高い丘…

空を飛ぶ土竜
3か月前
41

第67話:ニフニフ努力する

ここのところずっと3年生の担当ばかりで、生徒との付き合いはとても短く、毎年のこと、特に4…

空を飛ぶ土竜
4か月前
33

第60話:愛と恋と

古典では恋しい男女が互いを思い合うと、肉体を離れた魂同士が夢の中で会えると考えられていた…

空を飛ぶ土竜
3か月前
42

第58話:選択不能という選択肢の想定

昭和54年度に大学の入試に共通一次なるものが登場した。 当初はすぐに滅びるだろうとも言われたが、センター試験、共通テストと名を変え、私立大学も取り込み、形式も年々更新され、その度に受験生を混乱させながら生き残っているから大したものと言わなければならない。 制度がひとつあれば必ずメリット、デメリットがあるもので、全否定するわけでもないのだが、このテストのメリットとは大量の受験生の一括処理と、教育の中央集権化という受験生以外のメリットなのであろう。 悪口が過ぎると思われる方も