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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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2022年1月の記事一覧

第172話:心にささるひと言

迂闊にも自分の老いに気づかず、他人に指摘されて初めてそうなんだと思ったのは、53歳の誕生日…

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第105話:共通テスト切り付け事件

前話の続きのような話です。 荒れる成人式・・そんな時代があったと、平和な成人式の報道を観…

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第104話:荒れ「た」成人式

今年も成人の日がやって来て、それにあわせて卒業生の来校が増えた。成人式自体は市町村で行わ…

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第63話:真冬の半ズボン

夏が好きな人と冬が好きな人がいるとすれば、僕は後者であった。 今と違ってクーラーなどなか…

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第57話:校歌

高校に入学した当初、毎日が驚きの連続だった。入学式の翌日、上級生と新入生が顔を合わせる式…

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第39話:相互理解

異文化理解と言えば大げさだ、異文化は身近にもたくさんある。 例えば結婚。愛する人と結ばれ…

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第37話:服について

いつだったか2年生のクラスの担任をしていた時、修学旅行で四国へ行ったのだが、出掛ける2週間程前に何人かの女生徒が 「ブラウス(学校指定)をもう一枚欲しい」と言って来た。 「あるもんでいいだろう。わざわざ買わなくたって」と返事をすると 「2枚しかないから足りない」と言う。 着ているのを含めて3枚しかないと言うのである。 「それだけあれば充分じゃないか。身軽な方がいい。たった5日間だから一着は着て行って、他にもう一着あればいいだろう」と言い、 「まさか毎日着替えるつもりか」とつま