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土竜のひとりごと:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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2021年7月の記事一覧

第154話:息子と射的

プレゼントをしたりもらったりするようになったのは、たぶんカミさんと知り合った頃からだと思…

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第141話:人が山に登る理由

僕がまだ学生の時、友人と飲んだくれて終電もなくなり、近くの後輩の下宿に転がり込もうとした…

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第140話:カミさんについての近況

ウチのカミさんはトンチンカンなのであるが、そのトンチンカンは、ここのところもとどまるとこ…

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第120話:オノマトペ

森山良子にサトウキビ畑という歌があって、これはなかなかにいい歌だと思う。フォークで育った…

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第90話:窓際族的思考

30代半ばくらいだったろうか、悪い同僚に感化されて堅実で実直な僕もパチンコにのめり込んでし…

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第82話:紫陽花とぼやき

[子育ての記憶と記録] 息子がまだ小さかった頃の話。 うちのカミさんは花が好きで、居間の…

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第64話:ドラえもん

随分昔のことになるが、ゴロゴロしている僕の顔の上にカミさんが突然ヌーッと顔を出し、 「ねえ、ドラえもんの耳ってなぜないか知ってる?」 と聞いてきた。 そんなことを聞かれてもドラえもんに耳がないことすら気づいていない僕に答えられようはない。 「はあ?」と首をひねると、 端から僕に答えられるとは思っていないのだろう、 「あのね、ドラえもんは昼寝していたらねずみに耳をかじられちゃったの。だからねずみが怖いの」と得々として説明してくれた。 「そんなことを知らんでも良い」と思ってい

第15話:水戸黄門

日曜日、久し振りに休みになり心地よく朝寝坊をした。朝、のんびりとテレビを見ながら朝飯を食…

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