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[読書記録33]100円のコーラを1000円で売る方法 永井 孝尚

100円のコーラを1000円で売る方法 永井高尚 著

マーケティングについての基礎が学べる一冊である。
今回のテーマは顧客中心主義への回帰。
顧客中心主義とは、「顧客が言うことをなんでもひき受ける」ということではなく、「顧客の課題に対して、自社ならではの価値を徹底的に考え、提供する」ということ。
タイトルのコーラの売り方など色々な例を用いてわかりやすい内容になっている。

気づき①顧客満足は「顧客が感じた価値」から「事前期待値」を引き算したもの。
要望に応えるだけでは顧客満足はゼロになる。
顧客が感じた価値が100-事前期待値100=
顧客満足0
期待値を超える価値の提供が大事。

気づき②バリュープロポジションの視点が大事
バリュープロポジションとは「顧客が望んでいて」、「競合他社が提供できない」、「自社が提供できる」価値
大切なのは顧客のニーズを徹底的に絞りこむこと、そして他社と同じことはやらないこと。
多くの企業は、時間とコストをかけて、他社と同じことを一生懸命自社でもやろうとする。

気づき③新しい商品が世の中に出ると、普及段階によって、その商品を買う顧客のタイプが異なる。

真っ先に買うのがイノベーター(革新性を最優先)
次に買うのがアーリーアダプター(実際に良さそうだったら購入)
この2つのタイプはリスク歓迎型で全体の約16%
残りのタイプ(アーリーマジョリティ等)はリスク重視型で84%である。
リスク歓迎型とリスク重視型には売り方は違ってくる。

行動すること
1.バリュープロポジションの視点を持つ。
2.新商品の販売方法を変えてみる。
3.自店の独自の強みを考える。差別化できることを実行する。

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