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『心理検査』とは」?検査種類と適応年齢

今回は、学校心理士として学習する上で改めて心理検査について整理することにしました。
心理検査と一言で言っても、非常にたくさんの種類があります。
心理士として、対象者の実態や援助の目的に応じた検査を選択し、援助に活かすことが大切です。

全て紹介することはできませんが、以下に主要な各検査と適応年齢についてまとめます。

【参考文献】


神経心理学検査

知能検査

ウェクスラー系知能検査(WAIS、WISC、WPPSI)
【適応年齢】
WAIS 16歳〜
WISC 5〜16歳
WPPSI  3〜7歳

【検査領域】
言語理解
視空間
流動性推理
ワーキングメモリ
処理速度


田中ビネー式知能検査
【適応年齢】
 2歳〜
【検査領域】
結晶性
流動性
記憶
論理推理


日本版KABC-Ⅱ
【適応年齢】
 2歳6ヶ月〜18歳11ヶ月
【検査領域】
カウフマンモデル
〈認知尺度〉
継時尺度
同時尺度
学習尺度
計画尺度
〈習得尺度〉
語彙尺度
読み尺度
書き尺度
算数尺度

CHCモデル
長期記憶と検索尺度
短期記憶尺度
視覚処理尺度
流動性推理尺度
結晶性能力尺度
量的知識尺度
読み書き尺度


発達検査

・新版K式発達検査
【適応年齢】0歳〜成人
【検査領域】
姿勢・運動(P-M):粗大運動(走る、歩く等)
認知・適応(C-A):手先の巧緻性や視覚的な処理力
言語・社会(L-S):言語力、抽象的な概念や数概念を含む対人交流の力


・遠成寺式乳幼児分析的発達検査
【適応年齢】0か月〜4歳8か月
【検査領域】
・運動:移動運動、手の運動
・社会性:基本的習慣、対人関係
・言語:発語、言語理解


・JDDST (日本版デンバー式発達スクリーニング検査)
【適応年齢】生後16日から6歳まで
【検査領域】
・個人-社会
・微細運動-適応
・言語
・粗大運動


性格検査

投影法

・P-Fスタディ(絵画フラストレーションテスト)
・バウムテスト
・ロールシャッハテスト
・TAT(主題統覚検査)
・SCT(文章完成法)


質問紙法

・YGPI(矢田部ギルフォード性格検査)
・MPI(モーズレイ性格検査)
・MMPI(ミソネタ多面人格目録)


作業検査法

・内田クレペリン精神作業検査


精神疾患検査

PTSD検査 

CAPS
PCL-5
IES-R など


不安検査

MAS
CMAS(児童用)
STAI
CASなど


抑うつ検査

BDI-Ⅱ(Beck Depression Inventory-Second Edition) 
SDS
HAM-D など


発達障害検査

 ASD(自閉スペクトラム症)

AQ-J
PARS-TR
ADOS-2
M-CHAT  など


 ADHD(注意欠陥多動症)

conners3
ADHD-RS
CAARS
ASRS
CAADID
CPT  など


 LD(限局性学習症)

STRAW−R など


適応行動

VINELAND-Ⅱ
ASEBA−CBCL など


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【参考文献】



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