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五感で学ぶ焚美学

少し前に遡りますが、横浜美術館でのイベント「五感で学ぶ焚美学」
に参加してきました。
講師は、災害時に役立つアウトドアの知識なども教えられている
アウトドアライフアドバイザーの寒川一さん

寒川さんのイベントに初めて参加させていただいたのは、
10年前くらいになるのですが、懐かしくて記憶をたどってみたら、
2011年の東日本大震災の年に参加させてもらった時のことです。

満月散歩というイベントで、三浦半島での焚火は、
風が強くて焚火が出来たかできなかったかは
はっきりと記憶していないのですが、
夕暮れ時の海辺で参加者の方たちと美味しいコーヒーをいただき、
その後、城ヶ島から満月を眺めたり、
ハンモックカフェでハンモックの体験などをさせてもらったり・・・
と懐かしい記憶が思い出されました。

その時の城ヶ島の海岸から眺めた満月の光景は、
人生観が変わったといっても大袈裟でないような
とても印象的な体験でした。

今回のWSでは、焚火の美しさや焚火にについてのお話と、
後半は、麻ひもをしごいてわた状にしたものを火口にして、
メタルマッチというものを使って火を熾す方法を
一人一人が体験させてもらいました。


ここ50年くらいの間に、火が使われなくなってきていることの危惧。
原初的な行いは、できるだけ早い年齢で経験しておくのがよい。
火を熾せるということは、火を消せるという事でもある。
寒川さんは子供達にも火を使う体験を教えている背景に、
次世代の人たちに火を熾すこと
(=古くから伝承されている自然の智慧)を
伝えていきたいという想いが込められているのだと思いました。

帰宅して夕食時に、子供達に今日の体験を話したら、
「いいなーやってみたい」と
長女(今日のイベントも誘ったのに断られているのですが(^^;)。
子供達にも火の扱い方やアウトドアを体験してもらいたいと思う
きっかけとなる有意義な体験となりました。
ありがとうございました。

帰りのカフェで少し前に購入した寒川さんご夫妻の著書を読みながら。

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