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人の特性を活かす「人間関係学」

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◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.3 お茶の聖典)#35

◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.3 お茶の聖典)#35

お茶の聖典(バイブル)はお茶の故郷の中国から始まりました。それは「茶経(ちゃきょう)」と呼ばれ、唐の時代にまとめられた茶の経典です。

著者は唐代中期に活躍した文人・「陸羽(りくう)」です。彼は“茶聖”と呼ばれ、茶学家であり、詩や書道などをたしなむ文化人でもあったようです。

彼が記した「茶経」には「お茶の起源」として、紀元前2700年に農業・漢方の神様“神農 ”が茶を薬草として広めたという神話か

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◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.2 お茶の神様)#34

◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.2 お茶の神様)#34

中国では紀元前2700年頃からお茶が飲まれていたと言われています。お茶の歴史は薬から始まりました。

それは中国最古の薬物学書『神農本草経』に由来します。

古代中国の「神農(しんのう)」は、炎帝と呼ばれる賢く慈悲深い皇帝でした。

人身牛首でお腹は透明だったと言われています。太陽神、農業、薬草、医療にも尽くした神様でした。暦、すき、斧を発明しました。

神農は、いかに植物が成長するか、それぞれの

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◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.1 あこがれ)#33

◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.1 あこがれ)#33

「おもてなし」は日本国内だけの言葉にとどまることなく、今や「Omotenashi」となり、「Sushi」「Tempura」「manga」と同様に世界共通語になっています。

わたしたち日本人が思っている以上に、日本は世界を魅了しています。日本を出て外から日本を見るとよくわかります。

どうして世界は日本に憧れを持っているのでしょうか。

「おもてなし」本来の意味には、単に礼儀正しく親切に人をもてな

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