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【超 呼吸法】を読んで

普段、当然のようにしているはずの呼吸。

だけど、それが普通にできていないことがある…

なぜなら、私には、時々息を止めるというクセがある。
それも、無意識に止めている。

そして、気づいて呼吸を始める。

“吸って吐く” この動作は、あんがい難しいのかもしれない。

プロローグのなかで、
私たちは通常、1分間に15回程度呼吸をしていると書かれています。
1時間では900回、1日で2万1600回、1年だと86万4000回。
すごい回数の呼吸をしています。

そして、栄養を食べ物から取り入れなくても、約3~5週間は生きられるし、
水は3~5日摂取しなくても大丈夫なのだそうです。
なのに脳は、呼吸によって取り入れられる酸素が5分途切れるだけで
壊死が始まるのだそうです。

私が、無呼吸でいることは、少しずつ脳に影響するのかな…
「吸って、吐いて、吸って、吐いて」意識しないといけないなと
つくづく思います。

第2章深呼吸 note (1)

《第2章 なぜ呼吸がパフォーマンス向上の根幹となるのか》

■ 脳は、とにかく大量の酸素を必要とする。

ものの5分間、酸素の供給がストップしただけで壊死が始まる脳にとって
酸素は、もっとも大切なエネルギー源。

脳の重量は体重の約2% 
酸素の消費量は全体の20%

酸素…空気をいっぱい吸わなきゃ!
うっかり息を止めている場合じゃない!
なのに、字を書く時、キーボードを打つ時、本を読む時、
どんな時でも、私はうっかり呼吸を止めてしまう。
意識を変えよう。

そして、酸素が足らないと、疲労、集中力の低下、立ちくらみ、
めまいなども引き起こされるのです。
酸欠は、脳や体にダメージを与える元凶なのです。

子どもの頃、校庭での朝礼で、私は良く気分が悪くなって
保健室へ連れていかれました。

酸欠だったんですね…
大人になって、電車でもたびたびありました(笑)


■ 呼吸は、心身のコンディションと深い関りがある
呼吸と関わり合いの深いコンディション
・ ストレス・怒り
・ 集中力
・ 肩こり、高血圧・便秘・胃炎・消化不良など
・ モチベーション
・ 姿勢
・ 痛み
・ 睡眠
・ 代謝
このように、呼吸は直接的に間接的に、心身の状態を左右します。

正しい呼吸を習慣化すると、不調は回避できると著者は言っています。

ホントに何度も思うことは、意識的に呼吸をして、正しい呼吸ができるように練習しないといけないです。


第3章深呼吸 note

《第3章 日常呼吸を見直せば、パフォーマンスはもっと向上する》

■ 細胞呼吸されない酸素で、活性酸素が増える
呼吸数が増えるということは、肺呼吸により、酸素は取り込んでいるため
血中には、必要以上に酸素が存在してしまいます。
血中での酸素はヘモグロビンと結びつき、細胞呼吸で使われずに
余ってしまった場合、この余った酸素の一部は「活性酸素」と
なってしまうのです。
そもそも細胞が活動するために運ばれてきた酸素が、細胞呼吸が
おこなわれないとなると、今度は、活性酸素となって細胞を傷つける側に
働いてしまうことになり得ます。


≪活性酸素≫
呼吸により取り入れた、一部の不安定な酸素が体内で、
他の物資と反応して、細胞などにダメージを与え身体を
酸化させてしまう物質
≪酸化≫
物質が酸素と結びついて起こる化学反応のこと
身体のさび付き

呼吸によって身体がさびてくるなんて~~~
上手に呼吸しないと、身体はどんどんさびてくることになるんですね。

それが原因で疲れや倦怠感などの不調にもなると言われています。

私の最近の疲れや、やる気のなさは、呼吸との関係もあるのかも?と
思いました。


■ 呼吸数は適切に減らすのが大事
酸素の濃度を監視するセンサーは首元の頸動脈の小体にある。
二酸化炭素のセンサーは、脳の最下部にある延髄の呼吸中枢内にある。
このセンサーは、主として二酸化炭素の増加に敏感

例えば、運動により体内の二酸化炭素の量が増えると、延髄のセンサーが
刺激され、自ずと呼吸が早くなり呼吸数が増える。

これは、無意識のうちに自動的に行われるのだそうです。

呼吸をたくさんすることで、二酸化炭素を吐き出してるのかな…

そして、息を意識的に止めると、数分後には息苦しさを感じで
早く空気を吸い込みたくなるのは、体に二酸化炭素が増えることで
呼吸中枢が反応して呼吸を促す現象なのだそうです。

私は無意識的に息を止めてて、「息するの忘れてる」と気づいて
呼吸をしているけれど、これもやっぱり現象的には同じなのかな?

息をするのを忘れて、呼吸をする時、ゆっくり呼吸をするように
意識をしているのは、たっぷり酸素を身体に入れようと思っている
からなんだけど、また忘れて息を止めるから、堂々巡りかもしれない。


第4章深呼吸 note

《第4章 正しい呼吸は、トータルパワーを飛躍させる》

■ 30代で自律神経は、ガクンと弱体化する。
自律神経のピークは10代、ある年齢まで来ると一度ガクンと
急降下し、その後は10年で、だいたい15%ずつ下降。
ガクンとパワーが落ちる年齢は、男性が30代、女性が40代
影響を受けるのは、副交感神経
 
≪交感神経≫
「闘争と逃走の神経」として働く。
行動が活発化する朝日と共に優位になる。
主な働きは、血管の収縮、血圧を下げる、心拍数を増やす、
汗を出す、動向を開くなど

≪副交感神経≫
「休息と食事の神経」として働く。
次の活動に備えて、「休息するブレーキ」として働く、
活動が収まる日が暮れる頃から優位になる。
主な働きは、血管を拡張、血圧を下げる、心拍数を下げる、
胃腸を活発に働かせる、動向を閉じる、排便を促す

交感神経は、歳を重ねても、ある程度パワーは保たれるけれど、
副交感神経は、弱体化しやすいと言われています。

たしかに、夜寝付けない、夜中に何度も目が覚めるということが
あります。
早めに寝たはずなのに、何度も起きるから、朝、疲れが取れてないとか、
きっとたくさんの人が経験しているかもしれません。

■ トータルパワーはパフォーマンスに直結
トータルパワーとは、自律神経の総合力のこと。

トータルパワーは4つのタイプに分類
① 交感神経も副交感神経も高い状態
② 交感神経は高く、副交感神経は低い状態
③ 交感神経は低く、副交感神経は高い状態
④ 交感神経も副交感神経も低い状態

高いパフォーマンスができるのは、
①の「交感神経も副交感神経も高い状態」
一番避けたいのは、
④の「交感神経も副交感神経も低い状態」

両方低いといつもだるくて、集中力がなくなる。

頑張るぞ!と休憩しようが、ちゃんとできないと
身体にも精神にも良くないということ。

生活習慣を見直して、自律神経をこまめに整えることが
大切だと、著者は言っています。

何事にもバランスが大切。

私の場合、落ち込んだら底なし沼のように落ちて行って、
(副交感神経がだだ下がり)浮上するのに(交感神経が持ち直す)
長い時間がかかるけれど、落ち込む時も浮上する時間とのバランスが
取れればいいのかもしれない…


読み終わって note

《読み終わって》

「超 呼吸法」前半と後半に分けて読書ノートにしようと思う。

気づきが多すぎて、まとまりもなくなったけれど、とても大切なことが
盛りだくさんの本です。

体の不調も心の不調も、どこから来るのかなんて考えてみたことも
なかったけれど、交感神経や副交感神経から来ているのかと思うと
改善できるよと自信が持てるようになる。

でも…
心がしんどくてやる気が出ないのというのは、言い訳だということにもなる。

呼吸によって、バランスが取れたらモチベーションも上がるし、
ネガティブ感情も減っていくのかもしれない!

後半の最後には、私がやってみたい呼吸法を載せよう。
忘れないためにも。


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