凸凹は、誰かと繋がる可能性になる。編集部員の“らしさ”を語り合った日。
こんにちは、ソラミド編集長の安久都です。2023年が始まって、はや2週間ほど。お疲れは出ていませんか?
さて。僕が言うのもなんですが、『ソラミド』には少し変わった人が集まっているなぁと思います。
みんな、世界のどこかに引っかかりを覚えて、つまずいている。周りに合わせようとして体調を崩した人、どう生きるかを悩み続けている人、普通にできない自分を責めてしまった人…
そんな凸凹があるからこそ、全員で“自然体”という捉えどころのないものを探究できている。2022年はそうやって、それぞれの凸凹から生まれたものを記事にしてお届けしてきました。
けれど、もっとできることが、やりたいことがある気がする。互いの凸凹がピッタリと、あるいは少しズれて合わさることで、見たことのない形が生まれるかもしれない。
だったら、ひとりひとりの出っ張りとヘコみを自他ともに把握しないと。そうじゃないと、合わせることもできない。
そこで、大編集会議と称して、自己理解&相互理解を深める機会をつくることに。
凸凹がたくさんある僕たちだからこそ、新しいものを探すことができると信じて。
会は、最後に投げかける問いの共有から始まりました。
ただ「自然体な生き方を考えるメディア」と言うのではなく、自分の言葉で語るとしたら。そんなゴールを頭の片隅に置いて、会は進んでいきます。
そのための補助線として、「過去・いま・未来」に関わる問いを用意。
問いへの答えを、ひとりが語り、他の人がじっくりと耳を傾ける。そして、最後には感想を伝える。それを一巡×3つの問い。
自分でも言語化していなかった部分、互いに全く知らなかった部分。自他ともに新しい発見が生まれていきます。
例えば…
なによりも良かったのは、感想を伝え合うということ。ただ自分にとっての発見で終わるのではなく、それを場に出すこと、そして相手に伝えることで、また違う雰囲気が生まれた感覚がありました。
「意外でした」という声もあれば、「らしさをより深く理解できた気がする」などの声も。
“らしさ”というのは、きっと凸凹そのもの。らしさを分かち合う、大切な時間を過ごせたような気がします。
最後には、会の冒頭に共有していた問いを考えることに。
最初に問うたときは、「自然体な生き方を考えるメディア」としか語れなかった。けれど、自分の凸凹、一緒に歩いていく仲間の凸凹を知ったことで、一人ひとり独自の光の当て方が生まれました。
まさに、自分の言葉。ソラミドという場所の意味付けが、変わった瞬間でもあると思います。
自分にとっての意味付けが生まれたからこそ、この場所での妄想が広がるはず。そして、その妄想は巡り巡って、読者さんや関わっていただく方々の“自然体”の探究に繋がるはず。
凸凹は、世界につまずく要因になる。けれど、誰かと繋がる可能性にもなる。
滑らかにするのではなく、それぞれの出っ張りとヘコみを尊ぶように。
2023年のソラミド編集部も、よろしくお願いいたします。
(執筆:安久都智史 撮影:飯塚麻美)