noteやブログに書いた記事が読まれるための、文章を書くコツ
noteやブログで記事を書きたいという人が、まず陥る悩みは、どうやって書いていいのかわからないということと、何から書いていいのかわからないということ。
書きたいことはあるんだけど、書き出す前に書き方で悩んでつまずいてしまうという人は少なくないでしょう。
そこで、読まれるための文章をどうやって書けばいいのかについて、ブログ歴15年、note歴4年のsorairokurageがお伝えいたします。
客観的な視点で書く
文章を書く前に、まず誰に向けて書くのかを考えておきましょう。そして文章を書くときは最初に決めた対象者に語りかけるように文章を書くことを意識するといいでしょう。
一人でパソコンに向かって文章を書いていると、自分の言いたいことだけを書く、偏った情報を一方的に伝えるということをしがちです。そこはグッと抑えて客観的な視点で書きましょう。適度に自分の経験談を入れると真実味や実態がつかめることもありますが、あくまでも自分語りではなく客観的に。
自分語りした時点で、読者の半数以上はそっとブラウザを閉じます。
内輪ネタや個人的なことをダラダラ冒頭に書かない
ブログはTwitterやフェイスブックのように個人的なことを書くツールとしてはオススメしません。ほとんどの読者はキーワード検索でnoteやブログに訪れます。
自分が書いた文章に反応があるとうれしくなって、内輪ネタを書きがちです。定期的にコメントをくれる人向けに、個人的なことや前のブログで書いたこと(「そういえば、この間言っていたあれ、ついに買いました!」みたいなこと)や、読んでくれている仲間のブロガー向けに「この間のオフ会のときに〇〇さんが持っていたカメラが気になっていて、どうしようか悩んでいます。あと△△さんが撮ったお子さんの写真がとてもかわいかった。」というような内輪ネタを書きたくなることもありますが、SNS内に留めておきましょう。著名人や有名人でない限り、読み飛ばされるかそっと閉じられるだけです。
句読点は正しく打つ
下記の文章を読んでみてください。目が滑りませんか?一瞬で読む気を失うのがよく分かると思います。
続いてこちらの文章。
1つ目と比べると文章を区切っている部分に読点が打たれています。しかし、本来なら句点(。)であるところに読点(、)が打たれているため、読んでいて違和感を感じます。実際に声に出して読んでみるとわかりやすいでしょう。
文節を一文一意で区切て読みやすくする
こちらの文章はさらに区切って一文一意にしています。だいぶ読みやすくなったのではないでしょうか。
絵文字や文字の色を多用しない
強調する色は、ブログのトーンに合わせて調整した一色をここぞという部分にのみ使用しましょう。過度に使うとネオンサインのようにチカチカしてしまい、かえって見にくくなってしまいます。
下記の文章を読んでみてください。
全部の文章を読んでほしくて、かわいくデコったのかもしれませんが、却って逆効果です。目がチカチカして殺意を覚えます。
また、絵文字は現在使っているブログサービス特有のツールなので、ブログを移行したらただの[h95s;&]のような記号になります。
文章の途中で適度な改行をする
下記の2つの文章を読んでみてください。どちらが読みやすいでしょうか。
1つ目の文章には改行を入れていませんが、2つ目の文章には改行を入れています。それだけで、読んでみようと思えるはずです。
パソコンで文章を打っているとそこまで塊に見えませんが、横幅の狭いスマフォで読んでみると、どれだけ塊なのかがよくわかります。なるべくスマフォを意識して改行を入れましょう。
Google Chromeを使用している方は、ブログのプレビュー画面を表示してブラウザの横幅を縮めていけばスマフォサイズの表示に変更できるので、確認できます。
続いて、こちらの文章。
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私が乗っているカブは
スーパーカブC125といいます。
優雅でモダンなスタイルで
スマートキー操作ができる
カブシリーズの中でも
ラグジュアリー☆な
カブなんです。
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文節ごとに改行されているのと、行間がムダに取られているのでいちいちスクロールしていかないと読めません。いくらいい文章を書いていても、読んでいくうちに読む気力を失っていき、内容も頭から抜けていきます。無意味な改行に一切メリットはありません。
文章と文章の間に適度に画像を挟む
長い文章になるときは、適度に画像を挟みましょう。画像はいわば本の挿絵みたいなものです。文字ばかり見てきた脳と目を休ませるのと、イメージをふくらませる効果があります。
使用する画像はピンポイントで探すとなかなか見つからないので、ある程度その内容に誓うものでも構いません。
たとえば、この記事のような解説記事では、どうしても文字が多くなりがちです。当初は写真でブログを書いている風のものを探していましたが、イラストのほうがイメージが湧きやすいと考えて、イラストに変更しました。
納得のいく素材を見つけるために、1時間以上探したと思います。それでも、納得のいく記事の内容にあった画像になっていると思います。
文章で解説するのが難しいものは、図を書いて差し込むのもいいでしょう。図を書くソフトはIllustratorやパワーポイント、ワード。エクセルなど自分が使いやすいツールでかまいません。時間を掛けてでも、自分が納得できるような記事に合う素材を探しましょう。
間違ってもGoogle画像検索して出てきた画像を使ってはいけません。すべての画像には著作権があり、無断使用することは著作権侵害に当たります。
無料画像サイトなどで探すようにしましょう。「無料 フリー画像」で検索すると出てきます。
読む人が知らないということを前提で書く
自分が知っていることは、読む人も知っているわけではありません。知らないから検索して、関係のある記事を読むのです。
例えばカブのことを書くとき。「どうせカブの記事を読むのはカブユーザーでしょ。」と思いがちですが、カブのことを検索して調べる人は、これからカブを買おうとしている人がほとんどです。
家電を買うときに、価格.comやユーザーのレビューブログを検索して調べるように、これから買おうとしている人はネットでレビューを読んでから購入を検討します。
こういったバイクが好きで詳しい人に向けた記事は、すでにバイク誌やバイクサイトで書かれた記事が多く出回っています。自分でこういう記事を書いたところで、「どこかで読んだことのある記事」という印象を与えてしまうばかりか、初めてCT125に乗ってみたいけどバイクの性能についてはよくわかっていない人にとってはCT125のどこがいいのか読んでもさっぱりわかりません。これを、初心者に向けてわかりやすく書いてみます。
自分が知っていることは、ついつい略語や専門用語を無意識に使いがちです。できる限り文章を噛み砕いて文章を書きましょう。ノウハウやこれ知ってほしい!という記事を書くときは、初心者に向けて懇切丁寧に書くように心掛けてください。
タイトルを考える
タイトルを考えるのは、文章を書き終えたあとにしましょう。
いくら最初に書くテーマと目次を決めても、最初に付けたタイトルからずれてしまうことはよくあります。また、最後に書くことで頭の中が整理できるのでいいタイトルが思い浮かぶのです。
最初のうちはざっくりとテーマを決めておいて、書き終えてから相応しいタイトルを決めましょう。
よくやってしまいがちなのが、「CT125について」といった無難なタイトル。これでは、CT125について何が書かれているのか検討も付きません。永遠にインターネットの海で検索上位に浮上することはないでしょう。
自分がユーザーなら、どういったタイトルに惹かれるのか考えます。例えば、「カブ初心者にもわかる!ハンターカブCT125のおすすめポイント」や、「予約台数8,000台突破!人気のハンターカブCT125についてカブユーザーの目線で紹介」など、読んでみたくなるタイトルを考えましょう。
何度も修正する
一通り文章を書いたら、プレビュー場面で確認しながら誤字や脱字、読みやすさなどを確認します。パソコンで書いているのであれば、Google Chromeを使うとブラウザの横幅を縮めることでスマートフォン表示の確認ができます。
文章を読んでみて、ここはわかりにくいなというところがあれば書き直しましょう。文章を書いた自分自身がわかりにくいと感じたら、他の人はもっと読みにくいと感じます。
家族や友人など身近な人に読んでもらうと、自分では気付かなかった誤字脱字、修正するポイントがわかります。
文章の見た目を整える
最後に、文章の見た目を整えます。ここぞという言葉や文章を太字にしたり、色を変えると目に止まりやすくなります。ただし、前述の通りやりすぎはかえって逆効果です。
文章ばかりで理解しにくいところがあれば、表やリストを入れましょう。ブログサービスによっては機能として付いているところもありますが、HTMLタグで入れることもできます。
HTMLタグリファレンス
まとめ
読まれるための文章を書くのってかなり面倒な作業です。でも、手と脳みそが工程や段取りを覚えてしまえば、最初の頃に比べると格段に書くペースが上がります。
まずは書き始めてみることが第一歩です。書かなければ読まれません。書いていくうちに読まれる文章を書くコツは掴めます。
参考文献
ブログを1年半続けてきて、マズイと感じるブログ文章の書き方|Tanweb.net
「一文一意」で文章をシンプルに|コジゲン
初心者向け!読まれるブログの書き方|ブログを書く順番を理解するとブログが書ける!|INFACT
【ブログ記事の書き方と構成】初心者でも書ける文章テンプレートと13のコツ|職業・オレ〜生き方をお金に変えるメディア〜
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