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HSC気質だったと大人になって気づいた私の子ども時代エピソード。

子どもに関わるお仕事について、HSCの特徴をもつ子どもたちにも接することが増えた時、
「わかるわかる」と不思議なくらいHSCの子どもたちの言動が理解できるのだけれども
一方で「鈍感な自分には当てはまらない」
と思っていました。

HSCとは、Highly Sensitive Childの略で、繊細で過敏な気質を持つ子どものことを指します。HSCの子どもたちは、外的な刺激にとても敏感で、その影響を強く受けることが多いと言われています。

「ファストドクター」HP他


私は多動、衝動性、不注意などの特性は自覚していますが😆
どちらかというと感覚に鈍感さがあるし、繊細とは程遠い図太い性格なので、誰に聞かれたわけでもないですが「HSCではない」と心のどこかで思っていました。

HSCのお子さんに関わっている時にはそう思っていたのですが、
大人になったHSC当事者の方の経験談を聞いていると…

「あ、私、HSC気質だったのかも」
色々と思い当たるエピソードがフツフツと思い出されてきました。

☀︎幼稚園入園後何ヶ月も毎日大泣きして過ごしていたため「泣かないで幼稚園で過ごせたらシール貼ろうねポスター」を母が作るほど(トイレトレポスターみたいなやつ)

☀︎月に1度の幼稚園の連絡帳に「ゆうこちゃんの泣き声が大きくてびっくりしちゃった⭐︎」と書かれる(先生も他に書くことない)

☀︎熱が出るとその不快感に不安になり長時間大泣き。発熱すると毎回悪夢みたいのを見る。(幼稚園〜1年生)

☀︎西武園遊園地に来た外国人ダンサーのお姉さんたちと踊るイベントで、照れたか不安だったかで1人だけ輪に入らないで泣き。半ば強制的に輪に入らされてさらに大泣き(1年生くらい)

☀︎仕事をしていた母が何時に帰宅するのか、毎日しつこく何度も聞く。1人が不安だから。←今思えば、ホワイトボードに帰宅時間を書いてくれれば、何度も聞かずに済んだかも(1年生)

☀︎近い地域で事件がありニュースに出ると、とっても怖くて「大丈夫?この人、まだ近くいるの?」「もう捕まった?」と一日中、連日、大人にずっと聞いている(幼稚園時代)

☀︎1人で留守番しているのが淋しく、1時間に何度も母親の職場に電話をする←今思うとメイワクだったね💧(小学1年生くらいだと思う)

☀︎大泣きの一方で感情の起伏が激しく、怒ることも多い子ども。

☀︎泣き虫なのに我が強くて、あまのじゃく。

などなど。

すぐに思い出せる幼児期〜1年生までのエピソードを取り急ぎ書き連ねました。
注:これがそのままHSCの特徴というわけではありません。

「な〜んだそんなことか!」と思われた方、お仲間かもしれません😆
文章で読むと「な〜んだ」でも、本人に会ったほうがインパクトあると思います😆

お家の中と外とで見せる姿がちがうHSCちゃんもいるそうなのですが、
私の場合は、家の中でも外でも同じでした。
扱いにくい子どもだったと思います笑

・深く処理する
・過剰に刺激を受けやすい
・感情の反応が早く 共感力が高い
・ささいな刺激を察知する

上記のような特徴があるHSC(HSP)だから
本人は非常に疲れやすい。
ですが、長所にもなり得るというのはお分かりいただけると思います。

HSCは心理学的な概念のため、病名や障害名として診断されるものではありません。

「自分とは関係がない性質だ」と無関心になるのではなく、
「当てはまることがあるけど私もHSC(HSP)だったらどうしよう」とラベリングして不安になるものでもなく、

繊細さんの感じ方を知っておくことは、他者への理解に繋がっていくと思います。

「知ろうとする」って大事。

ママが分かってあげられても、パパ、おばあちゃんやおじいちゃん、保育園幼稚園、学校の先生みんなにいきなり全部理解してもらうなんて、難しいと思う。

理解できないからって「そんなはずない」と気づかないふりや無いものにしようとするのは子どもをもっと傷つけることになります。

何かしてあげられなくても
「今どう感じているのかな?」
「何かサポートや工夫ができないかな?」と寄り添うことで十分。

大好きな人たちに「分かってもらえた」という安心感があれば、子どもはいずれ、HSCとうまくつきあって自分の強みにしていけるよ😊

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