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【CBTR2022】琵琶湖一周ツーリング旅行記、後編。

前回までのあらすじ。

宿泊処にて。

旅先でもかなり夜ふかしをしてしまうことが定番になってしまった。

窓からは琵琶湖。

雲が多くてより幻想的に見える。

「目の前に日本一大きな湖があるのだから、せっかくなので日の出がみたい」
叶わぬ願いだった、7時半起床。目の前にはすでに何時間かたった太陽が登っていた。
夜中の2時に寝たのは自分だし、ゲストハウスのチェックアウトまでまだ時間がある。
むしろ2時にねて7時半に起きれる自分を褒めたい。
太陽が照らしている湖から顔が出てくるのを見れなかったことは、少し寂しかった。

私は寝るところさえあればそれでいいので、一人旅は格安で泊まれるゲストハウスが一番気楽でいいなと思った。イヤホンさえしてしまえば1人の世界へ入り込める。
あと気になるのはセキュリティー問題。
ドミトリールームには鍵、ベッドの横には鍵付き(あんまり厳重じゃなさそう)の棚もついていた。私は常に大事なもの、貴重品は持ち歩くようにはしていた。
シャワールームは脱衣所と一体型になっている。もちろん鍵はついているので浴びている間に盗まれるという心配は少なそう。

チェックアウト時はシーツや枕カバーは剥がしておくのがルール。

バイク乗りの人と話す

チェックアウトは箱の中に入れるという仕組みだったので、軽くスタッフさんにお礼。
バイクを出すために外へでてシャッターを開けようとすると、同時に内側からもシャッターを開ける男性が登場。びびった、超びびった。

その方もバイク乗りでカブに乗っていた。
「どこからきたんですか・・・?」とか「今日はどこまで・・・?」とか10分くらい世間話を。泊まった宿先で人見知りの自分とバイク乗りの人とで話せる日がこんなにも早いと思っていなかったので話せた10分間がすごく楽しかった。

学校みたいなゲストハウス

スタンプラリー再開

10時に出発。朝ごはんを食べるのを忘れてしまう。

寄り道:白髭神社

昨日の夕方にゲストハウスへ向かう途中、湖の方面を見ていたら、水上鳥居を見つけた。神秘的な鳥居をもう一度じっくりと見ておきたいと思ったので少しだけルートを戻って見に行った。

駐輪場に停める。
めちゃくちゃでっかい。超広角カメラで精一杯。

水上鳥居をみていたら見たことのあるカブと見たことのある男性の方が。
男性もこちらを見つけるとニコニコしながらきてくれて「さっきぶりですね」と。
その方に水上鳥居が綺麗に撮れる展望台を教えてもらう。
目的地の場所は宿で聞いていたので「これから向かうんですか?」と聞くと
この先は自動車専用道路で、カブは下道を通って行かなければならず、かなり時間がかかるんだとか。
お互い気をつけていきましょうねと話してその方とは二度目の別れを言い合った。私はそれからはその方とはもう会うことはなくて、目的地まで無事に着いていることをただ願った。

水上鳥居を見下ろせる展望台みたいな所から。

おひるごはん:農家レストラン だいきち

次のスタンプラリーまで結構距離があって、気づいたらお昼の時間が近づいてきていた。昨日のランチはビワマスを食べたし今日は近江牛を食べたいとおもったので、フォロワーさんに教えていただいた焼肉屋さんへ・・・。

1階はお肉売り場で、2階が食事処。
入り口にはデカデカ近江牛旗。
6人席に案内されるボッチライダー・・・。
何を食べるのかひたすら悩む。
めちゃくちゃ美味しそう。お腹の音が鳴り止まない。
どアップで・・・。
3種類食べ方。

ひつまぶしの食べ方はメニューに則って、3種類とも試した。
ご飯大盛りにすればよかったかな、密かにダイエット中なので我慢した。
ご飯と肉は当たり前に合うことが改めて認識された。
値段は高めだけれど、想像を超える美味しさに出会えたので来年もまたCBTRが開催されれば寄りたいところではある。

4つ目:近江神宮

やっとラリースポット4つ目【近江神宮】へ辿り着いた。
入り口がちょっとわかりにくくて入るのが怖かったけど入ってみたら大きな駐車場があったのでホッとした。
人が結構少ないので真ん前に停めることができた。

木々の間から見える楼門は鮮やかな朱色でとても綺麗。
楼門
楼門とは真逆のように落ち着いた色の外拝殿

この近江神宮は「ちはやぶる」の映画のロケ地になったみたいで
聖地巡礼として扱われているみたい。実際にクリアファイル等のグッズが売られていた。
ここは百人一首も有名らしい・・・あれ、「ちはやぶる」ってかるたじゃなくて百人一首だっけ?

かるたって書いてあるな・・・。

時計館が気になったので入ってみた。入館料300円。
昔から今に至るまでのほとんどの種類が飾ってある博物館のような場所だった。
入るとチクタクチクタクといろんな音が聞こえて楽しかった。
1時になる前にはいったのでスタッフのひとに「面白いものがみれますよ」とボールタイムという時計の前に案内していただいた。
時間が進むごとにボールが手前の方へ増えていく時計なのだけれど、
毎日1時になると増えていたボールが一斉に下に落ちてリセットされるという仕組み。
私は何にも知らずに入ったのだけれど、このボールがリセットされる様子を見に時間を合わせて来館される方も居られるそうだ。なんか丁度見れてラッキーだなと思った。教えてくれたスタッフの方に感謝。

時計館の中だけではなくて、近江神宮の境内にも昔の時計(大きめ)が置いてある。

漏刻・水時計
中国の昔の時計だったような。

ルート:瀬田の唐橋

信号待ちで慌てて撮ったので分かりにくいかもだけれど、「瀬田の唐橋」を通った。
日本三名橋の一つ。日本書紀にも登場しているようで、「いそがばまわれ」の語源となった場所。他の端とは違ってて、見た目が伊勢神宮の宇治橋のような古風な橋、前回は違う場所の橋を渡ってしまったので、バイクで走れてよかった〜〜。

5つ目:彦根城

バイク駐車場は¥300

最後のスタンプラリースポット【彦根城】へ・・・!
本当は、1日目に行くはずだったけれど、ちゃんと琵琶湖を一周しておきたかったので彦根城は最後に取っておいた。これで無事琵琶湖一周の達成。
平日の閉館に近い時間帯だったので一番近い駐車場に止めることができた。

彦根城、といえばひこにゃん。かわいい。
なんだか、ほんわかするシュールなショーをしていた。
天守閣へ向かう、階段をのぼる。すごく、つらい。
重要文化財・天秤櫓(てんびんやぐら)へ行く橋
天秤櫓からみえる街の景色。
更に階段をのぼると、国宝・天守
私が想像するお城そのものの形をしていて感動した。
めちゃくちゃ分厚そうな扉の先には、急勾配な階段が・・・。
約61度の急勾配階段を必死で上がる。
今は亡きおじいちゃんちを思い出す(こんなに急ではなかったけれど)

前にいたオバチャマが怖がってなかなか進めずにいたけど、
スタッフさんはニコニコ笑って「皆さん登ってるので大丈夫ですよ」と、
何が大丈夫なのだろうか・・・。もうちょっとやさしくしてやれっ!

矢狭間と鉄砲狭間。
仕切りが無いのですっごく広い。大の字で寝転びたい。
天守からの風景。スタジアムがよく見える。
隠し部屋、かなり狭そう。だが、中二心がゆすられる・・・。
真っ暗で何も見えなかった。
降りるときが一番怖かった・・・。もっと身軽な装備でこればよかったなあ。
頑張って急勾配な61度を降りた。

天守から戻ってきて、近場からみたらおもったよりも小さく見えた。
でも、天守の中にはいったら広く感じた(階段は急だけど)
・・・・なんだかへんなかんじ。

日は落ちかけていた

5つ目のスタンプを集め終わり。
後日、踏破証明書が家に届く(12月3日現在、まだ届いていない笑)
今回は、あまり寄り道せずにラリースポットを中心に回った。
時間制限がなく、何日かけても良いというルールのため、
私は今回は1泊2日で挑んだ。
…日本一大きな琵琶湖、海にしか思えなかった琵琶湖、周りは街が並び、それを囲む山々、多様な食文化。たくさん楽しめた。でも、まだ琵琶湖を堪能できたとは思えない。
旅を通して、ここへ行ってみたいなと思うところが旅前より格段に増えた。
Google Mapは行きたいところリストのピンだらけになった。
また来年も開催されることがあればCBTRに参加したいなと思う!

帰路へ。

滋賀県を抜けて地元三重県へ戻るときはもうすでに暗くなり始めていたけど、帰りもほとんど下道で帰った。
高速使うなんてもったいないと思うくらい、滋賀の道がたのしかったのだ。伊勢関からはいつも通りの高速を利用。

流石にずっと走っているとお腹がへった。
カレーまんを買って食べた。
2日間たくさん走ったね、ありがとう。

今日のルート全体図

and then…

1万キロ達成!

納車してから1年と322日かかりました。

距離はそんなにきにしたことなかったんだけれど、
1万キロという節目に旅行ができて、嬉しい気持ちなった。

スマートICに誤進入した話

すき家が食べたいなあと思ってすぐ近くのすき家へいったら高速へのバーが突如現れた。そうか、これはスマートICだ。
焦る、私のバイクは、ETC車載器がない。止まる。
後ろからは大型トラックが来た。どうしよう。
後ろに下がるわけにも行かず、バーの間を通って侵入。
ならず者になりました、ちょっと広めの待機所に停める。
もうこの時すでにヘルメットの中は冷や汗でだくだく。
NEXCOの事務所があったのですぐに声をかける。

私「すみませぇんッ!!ETCついてないのに入っちゃったんですが…」
NEXCOおじさん「そうなの!ちょっとまっててくださいね!バーあたった?あたってないの?すごいね!・・・えーっと当たってないそうです。間は抜けれそうですけど…、あ、開けてくれますか?わかりました~」

と、NEXCOおじさんはどこかに電話してくれて、すぐに退出路のバーを開けてくれた。

NEXCOおじさん「道わかる?」
わたし「わかりません!」
NEXCOおじさん「もう!最近の子は・・・!」

伊勢関までの道のりを教えてくれた・・・。そしてならず者は無事に家に帰れた。NEXCOおじさん、あのときはありがとう、ご迷惑おかけしました。
そして、結局すき家へはたどり着けなかった。

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