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H20年バックパックの旅 ①修行の日々
籍を入れアジアを旅した時の話
アジアの旅から帰国すると、友人からは婚前旅行だ、いいな〜とよく言われました(籍は入れて旅したけど結婚式がまだだったからか?)
が!!!!旅は婚前旅行とは程遠いただただ修行の旅でした☺️そんなアジアの旅の話を書きます。
海外に行ったのは、専門学校時代の修学旅行(シンガポール)ぐらいで予備知識もなく、ただの好奇心でバックパックの旅を決めた私は海外に無知過ぎてこの旅ではリアルを目の前に沢山泣きました。
主人はこの旅での収穫は自分より無知な私の方がかなりあると最初っから分かっていたようでした。主人との時間では、悪い自分もかなりさらけ出しましたね。てか、さらけ出さずにはいられない。
だって24時間なんヶ月ずっと夫婦2人で一緒にいるって事、日本の生活でありますか?人生でそんな事したのは生まれてすぐ母親としか経験なくないですか?笑
会えない時間が愛育てるのさ〜♪は本当です。人間むき出しで、お互いが修行。
3ヶ月、6ヶ国の旅
いろいろと有りながらも、タイ、ラオス、インド、ベトナム、ネパール、カンボジアと3ヶ月で6ヶ国を2人で周りました。人生の中で貴重な経験です。
平均して1泊400円ほどの安くて虫が出そうな古びたゲストハウスに泊まり、ゆっくりしたい時や、私が月経の時は1000円の立派なゲストハウスを利用しました。値段の差がゲストハウスの差にどれだけあるかは経験された方はご存知だと思います。
6カ国の中でインドには1ヶ月滞在しました。タイでお湯が出ないシャワーに文句をブーブー言っていた自分はどこへやら。インドは更にすごかった。タイに戻った時にタイの田舎町でも天国に思えたほど。
インド人の生きることに熱い国民性に刺激される
インドにはコルカタから入りました。マザーテレサが奉仕を行った地域です。空港からタクシーに乗り数分で景色に絶句。
意味不明な鳥肌がずっーーーーと続き、あの鳥肌の意味は未だに不明です。感覚としては映画の中に入ってしまったような、囚人になったような気分と"恐怖"。自分たちはこのままどうなってしまうんだろう的な(もちろん、目標のゲストハウスを目指すわけですが)。
粉塵が舞い、道路はガタガタ、タクシーはボロで座席が飛ぶ飛ぶ。道沿いにはゴミの山、ゴミの中に犬の死体。タクシーが止まれば物乞いの子供たちが近寄り、タクシーを降りれば客引きと物乞いの人に囲まれ。物乞いの子供の裏には子供を扱う大人の存在があることを知り考えさせられたり…
本当に日本にはない光景。恐れ、興奮、解放、信仰、生きる力…もう全てのエネルギーの違いに思考が忙しかったです。
地名と観光地がごちゃごちゃですが、コルカタ、ブッタガヤのマハボディ寺院、タージマハル、アーグラ城、バラナシのガンジス川、プシュカル、ヨガの聖地のリシケシュ、デリーと移動し、インドに慣れ飽きた頃?にデリーからネパールへ移りました。
インドでの経験でインパクトがあった2つの出来事
1つはコルカタからブッタが悟りを開いたブッダガヤへ移動する時の出来事。3級の寝台列車(インドの一般的な人が使う級)を利用しました。日本人の感覚だとベッド1つに1人の感覚でチケットを購入するけど、インド人は1つの寝台ベッドに4人ぐらい人が利用。
要するにベッドを購入したのでは無く、スペースを購入した感覚で、そのスペースに座れるだけ座る(笑)バスや電車も常にそんな感じ。上に動物乗せたりするしね。
ある時はギュウギュウのバスの中で前の人のサリーがめちゃくちゃ臭くてですね・・・死にました。笑
そういう所は自己責任で自由で要領が良い!と感心してしまいますが、日本では無理ですね。日本の過ぎ去った古き良き時代の光景です。
インドも貧富の差が激しく富裕層は半端ないお金持ちですが、3級列車はインドの庶民が利用するので、その方達と共に何時間も一緒にいるのはインドの普通の日常を見るようでとても楽しかった。
こどもも可愛いく、日本の折り紙で鶴を折ってプレゼントするととても喜んでくれました。早朝に「チャイ〜チャイ〜」と甘いチャイを売る人の声もね、とてもとても好きでした。
ブッタガヤ近くの駅に到着したのは朝方5時ぐらい真っ暗でトゥクトゥクの光には虫が沢山集まっていました。日が昇るに連れて周りの景色が薄ーーーく見えてくるのですが、ふと川を見ると浅瀬にゴリラが沢山座ってる!とてもびっくりして望遠カメラのレンズを使って見ると、その姿は人間でした。
何をしているのというと一定の距離を保ちながらインドの人が川で大便をしていました。後からゲストハウスの人に聞くと、まだ小さな村だとトイレが無いおうちが多いそうで、薄暗いうちに用を足すそうでした。
その姿は本当に異様に感じましたが、笑える事はなく、世界の現実として記憶に残しました。
失礼ながら望遠ついでにカメラにはおさめさせて頂きましたが!!
2つ目はタージマハルがある地域から移動する時に寝台バスを使った時。日本人は危機感が薄く、インドの商売人からは絶好の鴨のようなもので客引き、ぼったくりも多いです。
チケットを買う店も慎重に選び、少しゆっくりしたいからと通常より値段の高い寝台バスのチケットを購入。店の青年も“Nice Bus!Nice Bus! と言うもんだから期待をして出発時間を待ちましたが、バスステーションに来たのはボロいBUSでした。
ベッド部分は虫がいそうなぐらい汚くて砂埃まみれ。旅の疲れとともにショックが爆発して私はBUSの中で大号泣しまいました。全然いいバスじゃない!寝れない。騙されたんだ〜日本に早く帰りたい( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)!!!と。すると主人が…
私にとったら最悪な汚いバスかもしれないけど、インドの一般の人からしたらこれはとても贅沢なバスなんだよ。と教えてくれました。汚いバスだと泣いてる26歳の私の反面…周りを見渡すと、一緒に乗車した子供たちはとっても嬉しそう。楽しそうにキャハキャハとはしゃいで過ごしているのです。
自分の当たり前を考えさせられた瞬間でした。自分の器が小さく小さく思えて大人ながらに恥ずかしかった。そして反省した後は大泣きをしたツラのまんますぐ爆睡したのでした。(なんて単純)
このバスでの出来事はまだ続きがあるのですが、これから支払いに行かなくてはならないのでまた書きます。読んでいただきありがとうございます。
また書きますね︎︎︎︎☺︎
そして続き↓
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