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「できない」じゃない。「慣れてないだけ」誰でも最初は未経験。自分で自分を励ましているワタシ。

上司から「お前なんもわかってへんやんけ!」
って怒鳴られることがあったけど、
わからんくて当たり前やん。って思ってた。

そんな一瞬で成長する訳ないやん。って。

それに、上司だって何もわかってない時代が
あったハズやのに、あたかも最初から出来た人間
であるかのような立ち振る舞い。

どの職場でも未経験・初心者に辛くあたる人が
いるけど、私は頑張ってる人には優しくしたい。

まず最初に、自分で自分に優しくしてみた。

「誰だって最初は出来なくて当然やから
一歩ずつ進めばいいよ。どうせ出来るように
なるんやから。自転車だってそうやん??」

って、励ましてみた。

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初めて自転車に乗ったのは、
1歳くらい?

お母さんが乗せてくれて
ビュンビュン風を浴びて街中をスイスイ通る。

ちゃんと乗ったのは、
三輪車を買ってもらってから。

自分で乗って、自分でこぐ。
足を一生懸命うごかして。


乗れてる気になってた。


もっと大きくなって、
ちゃんとした自転車を買ってもらった。

おぉーこれがお母さんと同じ自転車か!!


あれ?
なんか付いてるやん。
邪魔じゃない?

※コマ付き自転車でした。

母「まだ乗られへんねんから、いるよ。」

納得いかない私。
大人と同じのがよかった。。。

カタカタと右左に傾きながら進む。
斜めの道路では完全に傾き、
ペダルも上手くごけない。
進まない。

数年が経ち ーーーーー


そろそろ、、、と両親がコマを外す決意をする。

私「やっとかー。これで大人と一緒や!」

乗る。


うわぁ〜〜、グラグラするやん!!
ナニコレ!!

父「後ろ持っとくから、前向いてこいで!」

前向くのも怖いんですけどー?

父「離すで?」

え?なんで?

後ろ向く。

ガシャーン!!

こける。泣く。

次、頑張って前向いてこぎ続ける。

走れてるー!!

父「ブレーキ!」

無理、、、こける。半泣き。

ブレーキの練習してないから急には無理。
足に集中して、後ろ向かんように頑張ってて
手の指先にも神経とがらすなんて、、、
無理よ。


これを何度も繰り返し、乗れるようになった。
怪我もいっぱいした。いっぱい怖かった。

でもまだ仮免状態。
街に出て、大人の中にまじって走る。
信号もあるし、車もいっぱい。

慣れるまで、時間はかかったけど
いつの間にか仮免は終わってて、
エキスパートになれてる。

周りの大人も友達も
みんな応援してくれてたよね。

「なんでお前ちゃんと乗られへんねん」
なんて、誰も怒鳴ってなかったよね。

私も誰かを応援できる人間になりたい。

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懐かしいな〜。
昭和の教え方。
(やる気と根性、とにかく必死に頑張れ方式)


今は教え方が全然違うらしいですね。

まず、ペダルとコマを取り
足で蹴りながら進み、体幹を鍛える。

バランスが取れるようになり
ブレーキも使えるようになってから
ペダルを付けて、こぐらしいですね。


いいなぁー。
結構痛い思いしながら会得したよね。自転車。


今となっては
乗れなかった頃には戻れない。


もう体が覚えちゃってるもんね。
危機回避も無意識にできてる。


国がリスキングを推奨しようが、しよまいが
新たな知識を身につけて頑張ってる人や
挑戦してる人はたくさんいますよね。

試行錯誤しながら、たくさん失敗しながら
知識を増やして成長していく。
それを経験と呼ぶ。
その経験があるから、乗り越えられる。


どうせ出来るようになるんですよ。
できないのは、始めたばかりだから。
コツを掴んでないだけ。


経験を積むには時間が必要。
タイパでは解決できないこともある。


私はデザイナーに転身して5年目だけど
クライアントが希望する華やかで創造性があり
問題解決を目的とした、華やかなデザインとは
無関係の期間を過ごしてきた。

何のためにデザイナーになってん。
って落ち込んだ日もあった。

だからこそ、今、もう一度
デザインについて勉強しはじめている。

この4年間ずっと自分を励ましながら
歩んできた。
これからも歩き続けられる。


まだ、自分を諦めたくない。


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