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20220806 このYouTubeは贅沢だったな

写真系のYouTube。
カメラの紹介系が多い中、そうした視点とは違った独自路線をずっと行っていると思うのが、鈴木心さんと渡部さとるさん。

渡部さとるさんは、それこそ20年くらい前だろうか。
エイ出版から「旅するカメラ」という文庫本が出て知ることになるのなったのだけれど、それ以来追いかけている人のうちの一人。
YouTubeを始められたのが2〜3年前だったはずで、結構始められてからすぐに知ることとなり、チャンネル登録をして動画を楽しみにしている。

渡部さとるさんのチャンネル、「2B Channel」のいいところは、写真文化に向き合っていること。
当初の目的としてあった、写真家のアーカイブ的なものとしてインタビューをして回られたり、ご自身が運営されているワークショップやそこに集まる人たちのとの関わりから、「写真」の現在位置をずっと追いかけれられている。
だから、個展や写真集といったことから、美術史、社会の動きなども含めてYouTubeで取り上げられているのだが、その独自性が見ていてとても面白い。
しかも、毎週1回1時間ほどの生放送などもして、継続性を意識されている。
プラスアルファで、動画をアップされるなど、内容はかなり充実されている。

そして、鈴木心さんは、さまざまな広告で写真を撮ってこられたりした写真家。
今は、鈴木心写真館を経営され、広告写真とは距離を置いておられる。
最近は、この写真館を活動の母体として、出張写真館、動画、ワークショップなどなど写真に関わることを中心にして色々と発信されておられる。
出版やYouTubeもそうした発信であり、その一貫性がこれまた他の写真系YouTuberと違う。
また、ご本人のものすごくしっかりとした技術に基づいた写真の分析がとても面白く、選挙のたびに選挙ポスターを読み解くのはとても面白いし、勉強になる。
写真は読み物とよく動画の中で言っているのだけれど、それが本当によくわかる動画になっている。
また、自身が写真を撮影している様子も動画に上げておられたり、そうしたものもとても勉強になる。
また、鈴木心さんが仕事でソニーのα7Sを使用されており、古くてもそのカメラの良さを主張する動画がアップされると一気に中古価格が跳ね上がることがあったりと、かなりの影響力もあったりする。

自分自身が鈴木心さんを知ったのは、渡部さとるさんのYouTubeで、渡部さん自身がよく見る写真系YouTubeの一つとして紹介されていたのがきっかけ。
この二人が、「交わることってあるのかな?ないだろうな。」と思っていたのだが、このお二人でお話をされるライブが先日あった。
たまたまMacでブラウザを立ち上げたところ、ちょうど始まったばかりで、普段はテレビや動画などもあまり見ないようにしていたのだが、見てしまった。
2時間半にも及ぶ長時間の生放送。
それでも、お二人の話はまだまだ話題が広がりそうなところが多々あり、今後もこの企画は続きそうな感じがある。
それは、視聴者として、写真を趣味にするものとして願ったり叶ったり。

今後の展開が楽しみでもある。

チャンネルは違うけれど、中身は同じ動画。

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