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オールドデジカメの大きさについての考察・・・Canon Power Shot SX100 ISを丸2日使って感じたこと


2日前から使いはじめたCanon Power Shot SX100 IS。
これまで色々なコンパクトデジカメを使ってきていたけれど、SX100の妙にしっくりくる感じに驚いている。

一応、デジカメは分類すると、一眼レフ、ミラーレス、コンパクトとあるみたいで、図体がいくらデカくてもレンズ交換ができないものはコンパクトデジカメの分類になるみたい。
だから、最近売り出されたライカのQ2などもコンパクトデジカメに分類される様だ。

これまで、自分がコンパクトデジカメに求めていたのは、機動性。
機動性を満たすために、カメラはポケットに入る方がいい。邪魔にならないことが大切だった。
だから、これまで使ってきたコンパクトデジカメは、Canon Power Shot S70が一番大きくて、これよりも大きなものを手に入れることはなかった。
そうして小さいものを選ぶと、バッテリは自ずと専用のものになる。
乾電池を使うタイプだと、どうしても電池室の大きさが大きくなることになり、カメラの大きさもそれに比例する形で大きくなる。
だから、これまでコンパクトデジカメを購入する際、乾電池タイプと専用の充電池タイプがあれば、乾電池タイプは選択してこなかった。

ところが、コンパクトデジカメが持っていた機動性はスマートフォンが出てきたことで、一気に優位性が奪われてしまう。
それまで「携帯電話+コンパクトデジカメ」だったのが、「スマートフォン」単体で事足りる様になったから。
自分も、2014年の10月にiPhone6を買ったくらいから実質的にデジカメの出番というのが減っている。
自分の使う範囲で言うと、iPhone5までだと暗いところではまだまだだったのが、iPhone6だとほぼ実用的になってきたことによって、いちいちカメラを取り出すことがなくなった。
また、2012年に初めてiPadを購入してからというもの、撮影したものをその場で画面で見ることができることや、Apple  TVと連携させることですぐに大型テレビやプロジェクタで映すことができることも、仕事上でデジカメを使うことが減ってきた一因になっていると思う。

そうすると、大切なところの記録としては一眼レフのEOS Kiss X5を使うことになるし、大袈裟なことでなければ、すでにPENTAX Qというコンパクトなミラーレスの出番になる。
一応、ソニーのサイバーショットは1800万画素の10倍ズーム。
カメラの用途と大きさで、大中小3台のラインナップで出来上がってしまったといってもいい状態になった。

ところが、今年は過労から来る体調不良でドクターストップ、休職することになった。
仕事から離れて、時間もできる。
鞄の中身も、iPadにMacBook Airを両方入れ、外付けHDDやアダプタ類を詰め込んだ状態から、クリニックにリハビリに行くのに持っていくファイルとノートだけになった。
少し立ち止まりながら、シャッターを押す時間的なゆとりもできた。
時間ができたことで、カメラを使うのも趣味的な方向性が強くなってきた。
さらには、机の周りを整理し始めたことによって、昔使っていたカメラ類も大量に発掘された。

そんなこんなで、自分のカメラやその使い方、そして撮影するものについて見直すことができる様になった。
古いデジカメの使い心地の良さを再認識する様になっていた。
そんな中での、SX100の出現だった。

SX100を使い始めて、何がいいか。
使ってみて、すごくしっくりくるところがたくさんある。
これまで自分が全く選択肢の要素として一番の優先度からすると除外されることになっていた大きさ。
自分の掌の大きさに、実にしっくりとくる。
そして、その大きさに対して感じる軽さ。
プラスチックのチープさはあるけれど、実のところ重量バランスがとてもいい。
そして、単三乾電池2本で動く気軽さ。
古いデジカメについてまわる電池問題は関係ない。
エネループなどの充電式乾電池でも十分に動くし、もし電池がなくなってもコンビニに飛び込めば電源を確保できることの妙な安心感。
カメラが大きいことによる、操作系ボタンの大きさと液晶画面の大きさ。
1/2.3インチの受光素子の大きさに対して800万画素という無理のない画素数のバランスもちょうどいい感じがある。
そして、10倍ズーム。
一応、手ぶれ補正もついている。
昔からのCanonのデジカメの写り味。

あげだすとキリがない。

実に、今の自分の状態にぴったりあっている感じがして仕方がない。

カメラは、
「使う側の状況によってぴったりくるものが変わる」
ということを身をもって経験している。

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