見出し画像

カメラ屋のとても良い店員さんに出会う

昨日せっかく手入れしたにもかかわらず、使えずにガッカリしたオリンパスXAを修理してもらおうと、カメラ屋に持っていった。そこのカメラ屋は昔からお世話になっているところ。2ヶ月に一度くらいのペースで町に出た際、よってフィルムを購入したり、ショーケースをながめたりして、いつも寄るお店。

「XAを修理したい」
そう伝えると、状況について話しを丁寧に聴いてくれる。こういうのは、大手のお店ではない。最初は若い店員さんが対応してくれていた。
いざ伝票を書いて、内金を払う段階になったとき、奥からベテランの店員さんが様子を見に来て、すぐさまその症状が再現されるかどうかを確認する。

「このカメラは、ちょっとコツがいるんだよねぇ」
と言いながら、サンプル用のフィルムを持ってきて、ガチャガチャとさわる。
すると、こともなげにフィルムがしっかりと巻き上がる。
ちょっと感激。

「このカメラは、普通のマニュアルのカメラと違ってフィルムを巻く方向が逆なんですよね。だから、かみ合わせが悪いと滑っちゃう。なので、引っかかったのを確認して、多めに空シャッターを切って巻き上げて、きっちりと回り出したら大丈夫なんですよ。よくあるんですよね。まあ、1本フィルムを使って現像したときにコマが重なっていないかどうか確かめてから修理に出しても十分ですよ。その時はきっちりと整備しますから。またどうぞ。」

目の前で、何度も再現してもらう。
そしてコツをおぼえる。
自分でもやってみる。
なるほど。そういうことなのか。
修理伝票を破って、内金をお皿に出していたのを返してもらう。

ということで、今はしっかりとフィルムが入っている。
明日は、36回シャッターを切ってみようと思っている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?