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20220108 Canon EOS55とNikon F60の標準ズームで撮り比べ

年末に、せっかくNikonとCanonの中級機レベルの一眼レフがあるので、撮り比べてみようと考えた。
Canonは2000年に新品で購入したEOS55にキットレンズとして付いてきた28-105mm。
Nikonは去年末にヤフオクで購入したF60に28-70mm。
使ったフィルムはKodakCollarPlus200。
どちらのカメラもPモード。
現像は、カメラのキタムラなので、スキャンデータは約200万画素。
だから、細かいところは比べようがない。
印象だけの話になると思う。

まずは、お気に入りのサクラの木から。

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Nikon F60

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Canon EOS55

ズームのテレ側が違うので、なんとも。
どちらも露出は似たような感じ。

次はベランダからの風景。

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Nikon F60

画像4

Canon EOS55

Nikonの方がCanonよりも少し暗め?
街中の様子は、Canonの方が良い感じだなぁと思うけれど、山や空を含めた全体的な感じでは、Nikonの方が立体的な感じがする。
これは、違いがよくわかる。

次は、セイタカアワダチソウ。

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Nikon F60

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Canon EOS55

これもテレ側いっぱいで撮影。
ピントは、花のところに合わせて撮影してみた。
どちらも絞りは開放になっていた。
これは、ネガで直接確かめてみたけれど、Nikonの方がやっぱり明るめでCanonの方が暗め。
Canonの方は、キットズームなのに、ピント以外の所は結構すぐにボケている。
Nikonは被写界深度が少し広い感じがある。
まあ、それは70mmと105mmという違いから来るものなのだろう。

いやはや、90年代末の時代のカメラというのはフィルムで撮影するから、カメラの個性はそれぞれあったとしても、フィルムに依存するところが大きいのかな?
カメラの違いがあっても、フィルムが同じだとそんなに変わらない様な気がする。
今のデジカメほど、違いがない気がしないでも無い。

どちらも良いカメラだと思うし、Nikonのシャッターを押したときの質感というのは、ぐっとくるところがある。
当時、カメラ屋で比較していれば、最初からNikonを買っていたかもしれないなぁ。
EOS55を選んだのは、どちらかというとスペックで選んだ感じがあったから。
視線入力ができることや、二つのダイヤルの使いやすさなどといったところにぐっときた。
レンズマウントもEOS Kissはプラスチックだったのが、EOS55はアルミだったし、作りがそんなに粗末な感じはしない。
Nikonは買って改めて感じたのが、重たいということ。
この頃のフラッグシップだったF5も重さがすごいというのがカメラ雑誌でも取り上げられていたし、EOS1の方が若干軽いというのも比較記事で出ていた様な気がする。

シャッターを切ったときのミラーショックは、Canonの方が大きい。
それは、デジカメになってからも変わらなくて、初心者向けのEOS Kiss X5とD40Xでさえ、誰が触ってもわかるくらいの差がある。
Nikonの品質の安心感というのは、こうしたところからも来る感じがあるのだろう。

まあ、とにかく今は、フィルムを使って撮影する事自体が贅沢な世の中でもある。
この遊びができる限りは、そのときの気分で使いたいカメラを選んで撮影しようと思う。

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