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バッド・ジーニアス
あらすじ:優秀な成績を収め、進学校に特待奨学生として転入を果たした女子高生リン。テストの最中に友人のグレースをある方法で手助けしたリンの噂を耳にしたグレースの彼氏パットは、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。
今作品は、中国の不正入試事件を題材にしています。「オーシャンズ11」や「ミッション・インポッシブル」のようなスパイアクションの要素を取り入れたカンニングシーンの演出は大変上手く、息詰まる展開に驚かされる。そしてストーリー内で登場人物の紹介を挟み込み、人物描写を端的に説明するのも上手い。又、タイの高学歴社会の歪みも同時に描いており、見応えのある作品に仕上がっている。
主人公である女子高生リンを演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンは新人だそうだが、監督はよく発掘したなと感心する。「クー嶺街少年殺人事件」のヒロインを思い起こさせるクールビューティな印象。
彼女の存在のおかげで今作品の質が上がったと思う。今後の彼女の活躍を願う。
日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。