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スキャンダル

あらすじ:2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1を誇る「FOXニュース」に激震が走った!クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められる同社CEOのロジャー・エイルズを告発したのだ。騒然とする局内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。

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私は、保守系のFOXニュースの組織の中でリベラルに戦う女性たちがいるとは目から鱗が落ちる思いであった。グレチェン・カールソンがセクハラ訴訟を起こしたことをきっかけに被害者はバッシングにさらされ、仕事を干されてしまうという過程を見るとアメリカでも日本同様に告発者は本当に弱い立場なのだということだ。日本とアメリカの違いは、伊藤詩織さんの件を例にすれば手に取るようにわかる。

アメリカでは訴訟し勝訴すれば加害者は地に墜ち、被害者は救済される。

日本のマスコミや私たち国民も声を挙げた被害者に寄り添うべきだし、実情を検証できるようにするべきだ。

アメリカの映画界は「スキャンダル」「バイス」など過去に起こったアメリカの実情を映像化し発信しているのが大変素晴らしいし、今の日本の映画界では稀有なことなので本当に羨ましい。


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