IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
あらすじ:幼少時代に「それ」の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に誓った約束を果たすため、町に戻ることを決意するが……。
イケメンのビル・スカルスガルドが殺人鬼ペニーワイズを演じるせいだろうか・・・
こんなんだったり・・・
こんなんだったり・・・
こんなんだったりしても、ぜ~んぜん怖くないんですよね💦可愛く思えちゃう私が変なのかもしれないけど、映画館で笑っちゃうんですよ。他にも得体のしれない化け物云々でてきますけど全て怖くない・・・💦少年時代の青春と現実か幻かの境界がわからない悪夢という設定での演出を見ていると、
『スタンドバイミー』と
シリーズを重ねるごとにコメディ化してしまった『エルム街の悪夢』
をミックスした印象。そして、ルーザーズクラブの面々がセレブになって帰郷しているせいかラストの観客に投げかける台詞は全く心に響かず・・・💦全てが中途半端で生ぬるいホラー映画になっている。
脱線してしまうが、私は『エルム街の悪夢』が大好きだった。ウェス・クレイヴン監督版のフレディ・クルーガーは素晴らしいぐらい冷酷非道。私の大好きなキャラである。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズは監督、役者の降板劇があったのはご存じであろうか。来年公開予定『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督であるキャリー・フクナガと殺人鬼ペニーワイズを演じるはずであったウィル・ポールターである。
ウィル・ポールターは、『デトロイト』で演じた凶悪な警官が記憶に新しい。『デトロイト』のような難役を演じきるほどの演技力があれば、彼は殺人鬼ペニーワイズをどのように演じたであろうか。必ず鳥肌ものの演技を魅せてくれたであろう。
そしてキャリー・フクナガ監督作品で印象的なのは、海外ドラマ『トゥルーディテクティブ』。壮大な人間ドラマに仕上がっていて見応えのある傑作である。
このキャリー・フクナガ監督とウィル・ポールターがタッグを組んでいれば、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズは傑作になっていたに違いない。
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