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火口のふたり

あらすじ:「私、賢ちゃんの身体をしょっちゅう思い出してたよ」――純粋に、ひたすらの欲情に溺れるいとこ同士の賢治と直子。出口の見えない男と女の行きつく先は? 

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荒井晴彦氏の脚本が大好きだ。そして濡れ場も・・・。
「Wの悲劇」の濡れ場が好きだ!(澤井信一郎監督)
「ヴァイブレーター」の濡れ場が大好きだ!(廣木隆一監督)
「ひとひらの雪」の濡れ場が大大大好きだ!(根岸吉太郎監督)
今作品の濡れ場は・・・・💦💦💦
私が言いたいのは、荒井氏は監督業は他の人に任せて脚本業一筋でやっていただきたいということだ。男女の情念溢れる濡れ場シーンのはずなのに、荒井氏の手にかかると全くエロくないのだ。はっきり言わせていただくと、荒井氏は濡れ場の脚本力があるのに、濡れ場の演出力が無いと言わざる負えない。今作品の唯一の救いは、賢治と直子の想い出の写真だ。

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映画の中で二人の写真が映るのだが、情感溢れる写真ばかりで心を動かされる。これらの写真を撮ったのは、野村佐紀子さん。

アラーキーのただ一人の愛弟子だったようで・・・。今作品を観て良かったのは、写真家野村さんの存在を知ることができたこと。野村さんの写真展があれば足を運びたいと思う。

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