シャイニング
あらすじ:冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていた。
先日、北米公開版(144分)を鑑賞。オリジナル版(119分)なのだが、25分の追加シーンを観るのは初めてだ。追加されているシーンで印象的だった箇所を挙げると・・・
⭐自宅でダニーが発作を起こし、ウェンディが呼び寄せた女医にアルコールを飲みすぎたジャックが息子ダニーに肩を脱臼させたことがあると説明するシーン。このシーンがあると、過剰にウェンディがジャックの機嫌が悪いときにダニーを近づけないようにしている意図がわかる。
⭐ジャック一家がホテルの到着し、ホテルのオーナーがホテル内を案内しているときに先住民の話をするシーン。このシーンでホテルには先住民の呪いがあることを暗に示している。
⭐ホテル滞在数日後、ジャックが朝食を持ってきたウェンディに初めてホテルに訪れた印象を「このホテルは来たことがある。デジャブのように感じた」と語る。このシーンでラストで映る写真の意味がわかる。
北米版を観終わったときの印象は、説明過多な追加シーンが多くてキューブリック監督がオリジナル版へ編集した意味がわかった。追加シーンがない方がテンポが良く、中だるみしない。
何度観ても神がかったジャック・ニコルソンの演技に魅せられてしまう。ジャック・ニコルソンの出演作品の中で最高の演技だと思う。
そして、ウェンディを演じるシェリー・デュバルのギョロ目が印象的。
時々、ジャックより君の方が怖いよ💦と思ってしまう。
日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。