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女王蜂

あらすじ:昭和二十七年、伊豆天城の月琴の里にある大道寺家の大時計で、大道寺智子の求婚者の一人、遊佐三郎が廻る歯車に体を引き裂かれ死んでいた。遊佐のポケットには智子から誘いの手紙が入っていた。金田一耕助は、事件直後、京都の山本弁護士の依頼で、十九年前の事件の真相調査のため大道寺家を訪れる。

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市川崑監督の金田一耕助シリーズはどの作品も何度も鑑賞するほど好きなシリーズだ。その中で一番好きな作品が「女王蜂」である。

昨日、BSプレミアムにて「女王蜂」を再見。冒頭の殺人シーンから頭をかち割られ、ザクロのようになった血まみれの遺体から美しいと思ってしまう。市川崑監督版の金田一シリーズは毎度のことながら殺人シーンが見事なのだ。血しぶきの飛び散り方なんて芸術的で惚れ惚れしてしまう。

そして、高峰三枝子、岸惠子、司葉子、大滝秀治、小林昭二、三木のり平、草笛光子、白石加代子など市川監督版金田一シリーズの常連役者陣がどんな役柄を演じているのかを見るのも一興。

今作品でヒロインを守る白馬の王子を演じるのが沖雅也。

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冒頭から登場するのだが、色気が溢れていてカッコよいです💛

市川崑監督の金田一耕助シリーズのあるあるなのですが(笑)今回は、回想シーンで仲代達矢が学生服を着ています。

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とぼけた老巡査を演じる伴淳三郎に癒されます。

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岸惠子演じる神尾秀子の悲恋に心を掴まれます。

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「女王蜂」は見所がいっぱいなのです。【敬称略】


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