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雨月物語

あらすじ:戦国の世、貧しい陶工・源十郎が若狭姫という女性と知り合い、生活をともにするようになる。だが美しい若狭姫の正体は死霊であった。それを知った源十郎は若狭姫を捨てて故郷に逃げるが、彼女の怨念は執拗に追いすがる……。

溝口健二監督作品熱を発症したのが10年前。同時に宮川一夫撮影監督熱も発症。お二方が関わる作品を名画座等で貪るように鑑賞しました。そして、先日に二度目の鑑賞。初見は田中絹代氏演じる妻側に重きを置いて鑑賞したが、二度目は京マチ子氏演じる姫側に重きを置いて鑑賞。

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あんな妖艶な姫に誘惑されたら、そりゃよろめきます。主人公と視線を絡ませるだけのシーンなのに正に濡れ場にみえるのは、役者の演技力と演出力の賜物。1950年代の日本映画は黄金期。リアルタイムで黄金期を体感できた観客が羨ましいです


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映画感想文

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