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6歳のボクが、大人になるまで。

あらすじ:メイソンは、母オリヴィアと姉サマンサとテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父が1年半ぶりに突然現れ、交流が始まる。

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少年が大人になるまでの12年間を描いている(同じ俳優で主人公を演じている)。少年の視点からみた家族の軌跡には大きなドラマはない。だからこそ今作品の人物たちに心を寄せ、いつの間にか自分たちの人生に想いを馳せていることに気付くのだ。思春期の子供を育てている人は、自分の子と今作品の主人公を重ね合わせて涙するだろう。青春時代に想いを馳せ、自立し親元から離れる頃の自分に再会する人もいるかもしれない。今作品は、観客側のそれぞれの人生に想いを馳せることができる名作である。


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