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ある日、僕はゲームシナリオライターになった。

私は現在、あるゲームスタジオでシナリオライターの仕事を中心に制作を行っています。たった四人のメンバーで立ち上げた小規模なスタジオなのでシナリオ執筆のみならず、ゲーム全体の仕様の決定、コンセプトの考案や世界観と想定される仮想年表の作成、キャラクター原案、イベントの決定まで多岐に渡る役割を担っています。シナリオライターという立ち位置ながら、ゲームプロデューサーとゲームデザイナーの仕事全般を補助する立ち位置です。企業から募集される仕事の様に、キャラクターシナリオのみ、ゲーム企画のみ、といった細分化された仕事ではないため、裁量と責任、そして仕事量が大きく、小規模ゆえに細かい部分までしっかりとアイデアを出し合いながら、綿密な会議を重ねながら進行しています。

具体的にはスタジオ全体を取り仕切るプロデューサー兼デザイナーのHさん、運営・開発プランナーのMさん、プログラマーのYさん、そしてライターのR……というか、りんたろうの四人の制作チームを中心に、背景やBGM、一部のプログラミングなど、それぞれの仕事の一部を委託、外注する非常にミニマルな体制でゲーム制作にあたっています。

前置きが少し長くなりました。私がこのゲームスタジオに関わり始めたのは今年、つまり令和3年の初頭でした。前年あたりから、「今度、ゲームスタジオを立ち上げようと思っている」という話をPさんから聞いていました。
その当時はまだ構想があるだけで「まぁ世間話だから」といった調子だったのですが、年が明けてしばらくしたころに「りんたろう君、もし俺がゲームスタジオ立ち上げたら、外注先として関わるか、スタジオのメンバーとして働くか、どっちがいい?」とお声がけいただきました。外注なら仕事ごとにお金が入ってきますが、スタジオメンバーに加わればゲームそのものが「当たる」かどうかにかかってきます。どちらも不安定な選択ではありますが、ゲーム全体に関わって制作を進められる、また、Pさんとの関係も長く「この人の夢に賭けたい」という思いからスタジオメンバーとして加わることを選びました。

そして現在。私は一本のシナリオを書き終え、二本目のシナリオを開発プランナーのMさんと共同で進めています。一本目はどちらかというとデザイナー、プログラマー陣の作業量が重い作品のため彼らが日々制作の状況とゲームファイルやり取りしています。とんでもない量のコードをゲームエンジン上で動かしています。プログラミングに関しては私はシナリオのセリフをシートに起こす作業などを担当できるのみで、彼らのすさまじい働きに頭が上がりません。

二本目のゲームはノベルゲームの基盤が大きく占めているため、今度はプランナー、ライターの我々が先陣を切って開発におおきくあたることになります。一本目のゲームのリリース後、スムーズにデザイナー、プログラマー陣に引き継いでいけるよう、日々、シナリオや事前プロモーション向けの短編小説、ウェブサイトの文章などを書きあげる日々です。ここで皆さんにお見せできないのが残念ではありますが「お楽しみに!」の言葉を、それに代えさせていただきます。私個人が公開できる部分については、スタジオで許可が出次第、このnoteでも順次公開予定です。今後とも、更新をお待ちください。

この先の記事は、支援へのお礼のみです。カクテル一杯の支援を頂ければ、その好意が私へのリラックスを応援するひと時となります。

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