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イタリアで散髪した結果


梅雨が近づいてくると、湿度や汗で私の癖毛が暴れ出します。
「美容院に行かなきゃな」とブツブツ言いながら、ふとイタリアで散髪したときのことを思い出しました。


海外で髪を切るのはハードルが高い??

イタリア・ミラノで歌の勉強をしていたころ、私は散髪に行くのをためらっていました。というのも、旅の書籍をたくさん書いている作家ユニットk.m.p.さんが、ある国で散髪してもらった経験談を読み、海外で髪を切ってもらうのはハードルが高そうだなと思っていたからです(k.m.p.さんについては『壮大な歴史ロマンの地、エジプトを旅した日の話』もご覧ください)。

しかし、そろそろ限界に達してきたため、当時お世話になっていたお家の大家ローザさんに美容室を紹介してもらうことにしました。ローザさんは美容室の名前や住所が載ったカードを渡してくれ、丁寧に説明してくれました。スタッフも多く、きれいな美容室で、しかも繁華街の一等地にあるとのこと。ローザさんの絶賛ぶりにすっかり安心し、早速その美容室に行ってみました。


海外での散髪初体験

ローザさんの話の通り、ミラノの中心地近くにあり、きれいで大きな店構え。店内も日本でよく見かける美容室とあまり変わらない様子でした。すぐに女性のスタッフが席へ案内してくれ、私の拙いイタリア語で「こんな感じにしたい」と説明し、すぐに散髪が始まりました。

そして本当にすごいスピードで、散髪が進んで行きました! こんなに高速でバリカン使うの!? そして、こんなずっとバリカンで切るの!? と、あっという間にシャンプー台です。

今度はすごいスピードでシャンプーされ、服が濡れている!? 「冷たい! 服が濡れているよ!」と声に出して言えない小心者の私を知ってか知らずか、頭の上からは、シャンプーしながらご機嫌に歌う美容師さんの鼻歌が聞こえてきました。

すべてがあっという間に終わり、結果「お〇るのもんきち」のようになってしまいましたが、私のイタリア語が拙かったことが原因であると思うようにしています(笑)。ちなみに帰宅後、ローザさんにはこの髪型を絶賛されました。

ローマの散髪

スキファーノ先生のレッスンに通っていたとき(『スキファーノ先生のレッスン室~なぜか私はときどきそこに戻る』もご覧ください。)、ローマでも髪を切ったことがありました。

この時も、お世話になっていた大家アンドレアさんにお店を紹介してもらいました。美容室というより小さな床屋風でしたが、とても安い! 店主の男性がヘアスタイルのカタログを見せてくれたので、その1つを指さすと、「Va bene! (O.K! )」と笑顔で答えてくれました。

今度は言葉の拙さによる(?)失敗は繰り返さないかな、と思っていたら、またバリカンが登場……もちろんハサミも使っていましたが、すごいスピード感。あっという間に終わりました。カタログとは、カットモデルさんとは顔が違い過ぎることもありますが(笑)、随分と印象が違う仕上がりになりました。

結局また「お〇るのもんきち」風になりました。今思えば、当時のイタリアの流行だったのかもしれませんし、美容師さんたちも髪質の違う日本人の髪を切るのは大変だったのではないでしょうか。場所や地域、お店によって違うはずなので、たまたまこのような経験が重なっただけだとは思いますが、当時の写真を見ると自分で笑ってしまいます。


是非、皆さんも海外に行かれた時は散髪をしてはいかがでしょうか。


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