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壮大な歴史ロマンの地、エジプトを旅した日の話

よくテレビの特番などで「古代文明特集」をやっていますが、私は昔から『世界ふしぎ発見』が大好きで、この手の番組は欠かさず観ていました。特に好きなテーマは古代エジプト文明。古代エジプトというと、まず思い浮かぶのがピラミッドです。古代エジプトの長い歴史を考えると、ほんの点のような一瞬を我々は生きているのか、と壮大なロマンを感じてしまうのです。実は小学6年生のとき、祖父、父とツアー旅行でエジプトに行くことができました。一部解禁となりつつありますが、自由な旅行が制限されている今、過去の旅の思い出にふけりながら、少しの間、旅行気分を味わいたいと思います。


憧れの地、エジプトに到着


実はこのツアー旅行が初海外。エジプトへのトランジットのために、行きはイギリス、帰りはフランス経由で、それぞれの国も観光行程に含まれていました。イギリス観光を終えた私たちは、いよいよツアーのメイン、エジプトの地へ! 宿泊したホテルからもピラミッドを望むことができ、ピラミッド=「人影のない砂漠にそびえる古代遺跡」という勝手なイメージを持っていた私は、こんなに生活感あふれる街の近くにあるのか、と驚きました。

そして翌日、憧れのピラミッド観光に向かいました。
ピラミッドを目前にして、その大きさに感動しました。ピラミッドの近くで待ち受けていた観光客向けのラクダに乗って記念写真を撮り、あっという間に降ろされ、ちょっと拍子抜けしたあと、気を取り直していざピラミッドの内部へ。

内部はひんやりしているかと勝手に想像していましたが、人の熱気からか、蒸し暑さを感じました。王の間に着くと、黒光りした壁面の石は隙間がなく組まれ、その精巧さに驚く一方、よくテレビで見る王墓の壁画のように華やかな装飾がないことで、より神秘性を感じずにはいられませんでした。今でもあの時の感動は忘れられません。

観光後は、なぜか昼食に中華料理を食べた記憶があります。私たちがエジプト旅行に行ったとき、ちょうどラマダンの時期だと現地ガイドさんから説明を受けました。ラマダン中、イスラム教徒の人は、日が出ている間は断食をし、夜に食事をとるとか。だから中華料理のお店しか開いていなかったのでしょうか? とにかく、そのような習慣があることを知り、驚いたことを覚えています。古代遺跡だけではなく、エジプトの空気、食事、においなど、全てが感動の連続でした。

エジプト名所がたくさん

カイロ博物館、王家の谷など、誰もが知っている名所のほか、ハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿といった、当時私が知らなかった遺跡(旅のしおりで付け焼刃の予習はしましたが)も観光しました。
ハトシェプスト女王葬祭殿は、美しい舞台のようにも見え、そこでは古代エジプトを題材にしたヴェルディのオペラ『アイーダ』が上演されこともあります。ニュースでご覧になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そしてもう一つ、カルナック神殿。見どころは多々ありますが、何より柱の大きさ!
大人が10人(だったかな?)で手を繋いで囲うくらいの大きさとのこと。肝心の何人かを忘れてしましましたが、大きい!と感嘆しました。あの有名なアガサ・クリスティ原作の映画『ナイル川殺人事件』のロケ地としても知られています。


初の海外旅行でエジプトを訪れることができたことは、今でも夢のようです。帰国した直後は、エジプトの旅行記を夢中になって読んだものです。

おすすめの本を一冊
エジプトがすきだから。


最近はテレビ番組のみならず、動画サイトでもエジプト関連の映像が多数公開されています。悠久の時の流れにロマンを感じることに年齢は関係ないようで、今でもワクワクします。また行きたいなぁ。

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