木村優一

クラシックの声楽家。 ソプラニスタ(男性ソプラノ)。 東京藝術大学声楽科卒業。 音楽、…

木村優一

クラシックの声楽家。 ソプラニスタ(男性ソプラノ)。 東京藝術大学声楽科卒業。 音楽、映画、旅の思い出、料理など綴っていきます。 YouTube木村優一公式チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCFsXXbudcL9tC8aIt5KiNqA

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木村優一コンサート2023『木村優一CD発売記念コンサートーあなたと明日をつなぐ花ー』開催のお知らせ

【日時】 2023年9月3日(日) 開場 15:00 / 開演 15:30 【会場】 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 【料金】 一般6,000円(消費税込み)全席指定 高校生以下3,000円(消費税込み)全席指定 【お問合せ】 キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999 【一般発売】 2023年7月1日(土) チケットぴあ (Pコード:245-386) ローソンチケット(Lコード:32224) イープラス CNプレイガイド キャピタルヴィレッジ

    • 一年を振り返り、そしてnoteを振り返り

      今年、2022年もあっという間に終わろうとしていますね。皆さんにとってどんな一年でしたでしょうか? 私にとっては、3年ぶりのリサイタル、クリスマスコンサートなど、演奏活動が徐々に再開した年であり、同時に、YouTube動画などを充実させることに力を入れた年でもありました。 noteを振り返る そしてコロナ禍で誰しもが自己表現の発信方法を模索するなかで、私が新しく始めたものの一つ、「note」。2021年1月からスタートし、毎週1記事を目標に公開してきました。コンサートのこ

      • 3年ぶりのクリスマスコンサート

        年末はメサイアや第九、そしてクリスマスコンサートなど、さまざまなコンサートが開催され、音楽家の繁忙期でもあります。ここ数年は感染予防のために自粛していた公演も、今年は続々と再開し、音楽家仲間のSNSを見ると、皆例年の忙しさを取り戻しているようです。そして、私も3年ぶりのクリスマスコンサートに出演しました! 私も指導員としてお邪魔しているスマイル合唱団、青春ポップス合唱団。その団員さんたちにお届けする、クラシッククリスマスチャペルコンサートが3年ぶりに開催されました。会場は、

        • 舞台『日本昔ばなし 貧乏神と福の神~つるの恩返し~』

          久しぶりに舞台を観ました! シンフォニー音楽劇『蜜蜂と遠雷~ひかりを聴け~』で私も大変お世話になったモトイキシゲキさん脚本、演出。同作で共演した、黒田こらんさん、石井智也さんが出演された舞台です。 ■劇場:東京芸術劇場シアターウエスト(小ホール2) ■公演日程:2022年11月17日(木)~11月27日(日) ■出演者 寝太郎/碧空村の百姓:小出恵介 つる/庄屋の娘:中村ゆりか 俵屋長兵衛/碧空村の庄屋:丹羽貞仁 お徳/庄屋の内儀:黒田こらん 新之介/町の豪商 白木屋:大倉

        木村優一コンサート2023『木村優一CD発売記念コンサートーあなたと明日をつなぐ花ー』開催のお知らせ

          お薦めのクリスマスジャズアルバム

          すっかり冬の空気になり、年末の慌ただしさにソワソワしてしまう今日この頃。そんなときに気持ちをホッと落ち着かせてくれるのがクリスマスソングですね。クリスマスソングには名曲が多く、私も中学・高校時代から毎年のようにいろんなアーティストのクリスマスアルバムを購入しては、季節問わず聴いていました(笑)。今日は、それらの中から、クリスマスジャズアルバムのお薦めをいくつかご紹介します♪ クリスマスジャズアルバムの定番 泣く子も黙るジャズ歌手の大御所、エラ・フィッツジェラルドの『スウィ

          お薦めのクリスマスジャズアルバム

          思い出の世界遺産旅~紀伊山地の霊場と参詣道~

          先日、興味深いニュースを目にしました。2021年3月〜22年4月に国内宿泊旅行をした回答者による「旅行満足度の高い都道府県」(「じゃらん宿泊旅行調査 2022」)をランキング形式で紹介し、その第1位が和歌山県だったとのこと(ちなみに第2位沖縄県、第3位三重県)。 私も和歌山県を旅した日のことを思い出しました。少し前の話になりますがお付き合いください。 私の大学生時代、2004年に『紀伊山地の霊場と参詣道』が世界遺産に登録され、大きな話題になりました。当時、「高野山」「金剛峯

          思い出の世界遺産旅~紀伊山地の霊場と参詣道~

          久しぶりにお世話になった大家さんを訪ねる

          藝大の寮を出て10年住み続けた古風なお家 藝大の寮を出て10年住み続けた古風なお家<後編> を先にご覧ください。 10月10日に開催したリサイタルは、3年ぶりということで、久しぶりに連絡を取り、リサイタル案内を送った人たちがたくさんいました。 皆さんお元気ですか? その中の1人、『10年住み続けた古風なお家』シリーズで紹介した、昔住んでいたお家の大家さん。リサイタル当日も会場に足を運んでくださいました。 リサイタルの案内を見て、すぐに連絡をくださった大家さん。 嬉

          久しぶりにお世話になった大家さんを訪ねる

          熊本にいるよ!?

          いつの日だったか、独身時代、急にふらっと故郷熊本に帰りたくなったことがありました。週末を利用して、こっそり実家に帰って両親をびっくりさせようかな。思い立ったら、会いたい人たちの顔がいろいろ思い浮かび、よし帰ろう! 航空券を予約しました。 お世話になった先生に 空港に降り立ち、実家がある大津町とは方向が違う、熊本市内へ。バスで移動し、事前に連絡しておいた恩師に会いに行きました。 私「サプライズで帰省したんです」 先生「それはご両親びっくり、喜ばれるね」 そう、両親はさ

          熊本にいるよ!?

          大学時代に学んだヘンリー・パーセル

          私がパーセルの音楽と出会ったのは、大学1年生のとき。 声楽の先生から課題として貰った曲、オペラ『ディドとエネアス』のアリア「私が地に伏す時 (When I Am laid in Earth)」 がその出会いのきっかけでした。 パーセル唯一のオペラ(セミオペラというものもありますが、厳密なオペラという意味で)であり、またイギリスバロックオペラの名作として知られる『ディドとエネアス』。 この曲と出会ってからパーセルの作品をいろいろ調べ、大好きな作曲家の1人となりました。 イ

          大学時代に学んだヘンリー・パーセル

          テノール? ソプラノ? わたしの声種は何?

          10月10日に無事終演した「歌う喜び ソプラニスタ木村優一2022年オータムコンサート」で、演奏の合間に今回サポートしてくれたメンバーの方々を交え、さまざまなトークをしました。 そのなかで、特に盛り上がった話題が、大学時代のこと。 きっかけは、榊原大(piano)さんの 「大学の試験をするときからソプラノの声で歌ってたの?」 という質問でした。 ここで、コンサートに来られなかった方たちにも、私のソプラニスタならではの苦労話(?)をご紹介します。 何科で受験したの?今も

          テノール? ソプラノ? わたしの声種は何?

          日本のテレビで人気になった洋楽

          中学高校時代、私はとにかく、洋楽にはまっていました。そのあたりの経緯は、 『カーペンターズで洋楽に目覚める』 をお読みください! 私が10代を過ごした90年代は、日本のドラマやCMに海外アーティストの楽曲が使用され、日本でも人気曲に、または日本独自のヒットになることがありました。私も例にもれず、それらの曲を好んで聴いていました。ノスタルジーに浸りながら、ちょっと振り返ってみたいと思います。 マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Ch

          日本のテレビで人気になった洋楽

          映画『秘密の花園』に癒される

          大きなリサイタルを終え、ほっと一息。何か癒される映画を観たいな~と思い、ふと思いついたのが『秘密の花園』でした。子供のころに観た記憶があるのですが、内容などはあまり覚えていなかったので、再度観てみようっと! 1993年製作/アメリカ 原題:The Secret Garden 監督:アグニエシュカ・ホランド 原作:フランシス・ホジソン・バーネット 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ メアリー・レノックス:ケイト・メイバリー コリン・クレイヴン:ヘイドン・プラウズ ディ

          映画『秘密の花園』に癒される

          リサイタル、無事に終わりました!

          3年ぶりとなるリサイタル『歌う喜び ソプラニスタ 木村優一 2022年オータムコンサート』が無事に終演しました。ステージから、ほぼ満席の客席を観たときには、ありがたい! と思うと同時に、久しぶりの大舞台に緊張感も走りました。 私のコンサートはクラシックの曲から始まることが多いのですが、今回も、ヘンデルのオペラのアリア「Ombra mai fù(オンブラ・マイ・フ)」からスタートし、クラシックの名曲を計3曲歌いました。超絶技巧の挑戦曲『Messiah(メサイア)』のアリア「シ

          リサイタル、無事に終わりました!

          リサイタル直前日記

          いよいよ2日後に迫ったリサイタル寝ても覚めても頭はリサイタルのことでいっぱいで、冗談抜きで夢にも出てきます。「幕が開いたのに、歌を暗譜していない!」「衣装の着替えが間に合わない!」「開演間近なのにリサイタル会場に到着しない!」「本番直前なのにウォーミングアップしていない!」など、この記事を書いている前日にも似たような夢を見て、夜中に目が覚めました(笑)。 リサイタル前のあわただしい日常をちょっと紹介します。 大きな本番前は忙しい!! 当たり前のことなのですが、大きな本番

          リサイタル直前日記

          ジュリー・アンドリュースとオードリー・ヘップバーン、そして映画音楽とリサイタル

          私の一番好きな映画は『サウンド・オブ・ミュージック』。その映画に主演したジュリー・アンドリュースは、今でも大尊敬するアーティストです。その歌声には多大な影響を受けました、というより今でも受け続けています。 ジュリー・アンドリュースといえば、『サウンド・オブ・ミュージック』と『メリーポピンズ』が有名で、おそらく音楽の授業などでもご覧になった方が多いのではないでしょうか? ジュリー・アンドリュースとは別に、子ども時代から憧れて、たくさんの映画を観たのがオードリー・ヘップバーン。

          ジュリー・アンドリュースとオードリー・ヘップバーン、そして映画音楽とリサイタル

          インタビューで振り返る我が半生

          この度、オペラハーツのホームページに私のインタビュー記事を掲載していただきました。 オペラハーツとは、こちらをご覧ください。↓ リサイタルが近づき、練習のみならず、ラジオ出演などプロモーション活動にも奔走し、慌ただしい日々を過ごしています。私がデビューする前から応援してくれている人たちにも、久しぶりに手紙を書き、その都度蘇る思い出があります。「この方たちと一緒に山登りに行ったな」「このお宅のワンちゃんは元気かな」など、ノスタルジーに浸ってしまい、なかなか作業が進みません。

          インタビューで振り返る我が半生