一年を振り返り、そしてnoteを振り返り

今年、2022年もあっという間に終わろうとしていますね。皆さんにとってどんな一年でしたでしょうか？　私にとっては、3年ぶりのリサイタル、クリスマスコンサートなど、演奏活動が徐々に再開した年であり、同時に、YouTube動画などを充実させることに力を入れた年でもありました。

木村優一 公式チャンネル

noteを振り返る

そしてコロナ禍で誰しもが自己表現の発信方法を模索するなかで、私が新しく始めたものの一つ、「note」。2021年1月からスタートし、毎週1記事を目標に公開してきました。コンサートのこと、好きな音楽、好きな映画、旅の思い出、故郷熊本のこと、木村優一の歴史などなど、思いつくままに。たまに過去の記事を読むと、意外と自分でも忘れていることがあり、記録しておいてよかったな、と思うこともあります。

思えば、記事を書き始めた当初は、おっかなびっくり書いていました。

「こう書いたら、読む人が嫌な気持ちになるかな、誤解を招くかな」

と、失言をしないように？（笑）ばかり気にしていたかもしれません。

しかし、そんなことばかり気にしていたら、当然読んでいて楽しい文章は書けるはずもなく、時間ばかりが過ぎていくなんてことも。書き溜めておいた文章をボツにしたことも何度かありました。

「もっと肩の力を抜いて書こう」

他の人が書いたnoteの記事などを参考に、好きなこと、変えようのない自分の歴史など、背伸びせずに書いていくことにしました。結果、自分の好みの傾向や、自分史の振り返りにもなり、面白いな、と思えるようになりました。

それでもやはり、私が普段行っている音楽での表現と、文字での表現は違います。難しかったこともありました。一番悩んだのが、好きな音楽や映画のことを書くとき、私が文字で表現してしまうと、これからこの音楽や映画を鑑賞する人たちの五感を制限してしまうのではないだろうか、ということでした。例えば、美術館に行ったとき、作品のタイトルや説明文を読むことに熱心になり、肝心の作品を五感で感じ取ることが薄れてしまうことはないでしょうか。

同じものでも、観る度に感じ方が変わる、また同時に複数の人が同じものを観ても感じ方が異なる、私も芸術家の端くれとして、こういうところが好きなのだと思います。

もう一つ難しかったことは、語彙力が足りないということ（笑）。これからは、もっと読書をして言葉の表現力をアップしなければ！　

と意気込んではおりますが、以前もお知らせしましたとおり、定期的な記事の公開は、これを最後に少しお休みします。今までお読みいただいた皆様ありがとうございました。来年は、もっと演奏活動に力を入れるべく、練習に体力づくりに励みたいと思います。もちろん、たまにはnoteも更新しますので、お楽しみに。

来年も、良い年になりますように！