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「トマト」僕は、トマトが嫌いだ!しかし、そのトマト嫌いを払拭したのは○○○のおかげだった。すき間亭日記

昭和生まれの僕は、「トマト」が嫌いだった。

トマトの、何がダメだったかと言うと。

トマトの、青臭さがダメだった・・・。


真っ赤に熟れたトマトの「桃太郎」が、誕生したのが1985年(昭和60年)だそうだが。

僕が、子供の頃のトマトは、今のように全体が真っ赤なトマトではなく、上の方だけが赤くて全体的にもっと青かった。

だから、まだトマトに青臭さが残っていたのだろう。


ヨーロッパでも、トマトが南米から持ち込まれた当初は、毒があると考えられていて食用ではなく観賞用だったらしい。

それが、食用になったのが19世紀以降と言うのだから、まだ最近の事である。




そんなトマト嫌いの僕が、トマトを食べられるようになった切っ掛けがあった。

あれは、いまから数十年前の夏の事・・・。

夏休みの勉強会のようなものがあって、ある家へ行った時のことだった。


勉強会が終わって、その家でお皿に切ったトマトが出されたのだが。

そのトマトに、何やら茶色の液体がかけられていた。

恐る恐る食べてみると、なんとそれはソースだったのである。


そのソースが、トマトの青臭さを消してくれて食べやすくしてくれていたのだった。

僕は、一口食べてみて

「うん、これならいける」

と思ったのだった。





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