End of the World

この手はあらゆるものを穢し続けて

意味あるものを全て無へと変えてしまうだろう

今日みたいな土砂降りな雨の日でも

あなたがいればそんな日も愛おしい


あなたはあらゆるものを育て続けて

意味ないものを全て意味あるものへ変えてしまう

こんなガラクタみたいな捨ててしまいたい自分でも

あなたがいればそんな自分も愛おしい


低空を滑る海猫の鳴き声に耳を傾けながら

どれほどのものを愛し続けられるだろうと

考え続けた日々はもう遠い

今すぐにあなたと…


あんなに遠く感じたあなたも

私と同じ地を踏んでいると考えれば近い

こんなに愛おしく感じるあなたへ

薄汚れた希望をどうか生かして欲しい


どんなに近くにあなたが居ても

触れることすら出来ない無力な自分を戒めて

そんなに近くで見つめるあなたを

私はこの世界が終わっても手を繋ぎ続けたい

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