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誰に会いに行きますか

コーヒーが冷めないうちに

私が好きなお話。本が3冊出てて映画化もされてる。本は数年前から気になってたけど図書館で検索してもものすごい予約数でこりゃいつになるかわからないと思って読むの先延ばしにしてた。数ヶ月前、そういえば「コーヒーが冷めないうちに」読みたい!ってなって久しぶりに図書館で調べたら予約数も落ち着いててすぐに借りることができた。

本を読んだら映画も気になっちゃったのになかなかタイミングがなくて、今日やっと観れた。


<あらすじ>
とある喫茶店フニクリフニクラでのお話。この喫茶店には1つだけ特別な席があって、その席に座ると過去に戻れる。でも過去に戻るにはものすごく、ものすごーく面倒なルールがたくさんあって、諦めるお客さんも多い。そんな面倒なルールを1つだけあげるなら、過去に戻っても一度起こったことを変えることはできない。つまり、過去は変えられない。過去も変えられないし、面倒なルールはたくさんあるのに、それでも過去に戻るお客さんって一体どんな人なのか?もう1つの見どころは喫茶店フニクリフニクラで働く女性、時田数が抱えてることや、彼女の気持ち。本を読み進めれば、映画を観ていけば見えてくる。


私が見た限りだと、多分映画と本で過去に戻れるルールが少し違う。その違いがあるからこそ、あの映画版の感動的な結末が生まれるんだと思う。本と同じルールだったらあの結末は多分不可能なはず。どっちの方が好きとかはない。どっちも好き。でも映画の結末はほんとに感動。良い。好き。そして喫茶店フニクリフニクラの雰囲気が大好き。店員さんもお客さんもいい人だし、個性的。私も喫茶店フニクリフニクラの常連客になりたい。あと、映画に伊藤健太郎さんが出てくるんだけど、めちゃめちゃかっこいい。

「コーヒーが冷めないうちに」の本を読んでも映画を観てもつい考えてしまう。「もし過去に戻れるならいつの誰に会いに行くかな…」って。絶対この人!っていうのが思いつかない。何年か前のおばあちゃんに会いに行くかなあ…とかぼんやり考えてみる。


あなただったら誰に会いに行きますか?


映画観てめっちゃ良くて本読むってことはたまにある。でも、それだと映画のイメージが頭についちゃってるから正直微妙。原作を読んでから映画観るって流れは私にはあんまりない。だから今回どうなるんんだろうって思ってた。本でついた自分のイメージが壊れちゃうかな?って心配だったけど、全然大丈夫だった。むしろ自分のイメージと違いすぎて楽しかった。喫茶店フニクリフニクラの感じとか、まさかのイメージと映画で男女逆だったとか、新谷くんはメガネで静かめなタイプの人だと思ってたらまさかの伊藤健太郎さんが演じてるとか。原作から映画の流れは新鮮で面白かった。かなりアリ!


お時間あればぜひ読んでほしい、「コーヒーが冷めないうちに」。

ちなみに2冊目が「この嘘がばれないうちに」で、3冊目が「思い出が消えないうちに」。こっちもおすすめ。



では、素敵な1日になりますように。