「におい」で怖さ倍増?!いま、ソニーの「におい体験」ができる場所は?
ソニー広報部のYKです。先日(9/15)放送のTBS「がっちりマンデー」にて 、複数の香りが混ざらずにお届けできるソニーの「におい制御技術」をご紹介いただきました。今回は、2024年9月現在、ソニーの”におい体験”が楽しめる場所を3つご紹介します。
嗅覚測定が受けられる「ナゴヤガーデンクリニック」
1つ目は、番組でも紹介された「ナゴヤガーデンクリニック」です。こちらのクリニックでは、人間ドック・健診のオプション検査として、ソニーのにおい提示装置を使用した「嗅覚測定」を受けることができます。今年の春から「嗅覚測定」を開始しました。
実際に子どもの嗅覚に不安を持って来院されたケースでは、測定の結果、全くにおいが感じられていないことが分かったそうです。どの程度のにおいが感じられないか、ご家族も同じにおいを嗅いでもらうことで、子どもが感じられていない、においの強さを認識していただくことができた事例です。
「においがわかりにくい」という症状は単に鼻がつまっている、という気導性によるものだけでなく、先天的なケース、新型コロナウイルス感染症や風邪などで起きるケース、そして実は認知症やパーキンソン病などを発症する前兆の可能性であることが複数報告され、注目されています。
嗅覚測定中、どんなにおいがするかは一切明かされません。後日、測定結果が数値化された「嗅覚測定結果レポート」が手元に届き、今後の対応についてのアドバイスが受けられます。視力検査や聴力検査は健康診断などでも受けられる一般的なものですが、自分の嗅覚能力がどのくらいか…というのは正直普段意識したことがありませんでした。将来、この測定が自身の特性を知るきっかけの一つになるといいなと思いました。
においで怖さ倍増?!記憶に残るホラーコンテンツ「追憶村」を体験!
2つ目は、においで怖さ倍増の“おばけ屋敷”です。杉並区の科学体験施設・IMAGINUS(イマジナス)にあるソニーのテクノロジーを活用した新体験ホラーコンテンツ「追憶村」にお邪魔しました。
目と耳だけでなく、触覚と嗅覚でも楽しめるホラーコンテンツとは―
今回のおばけ屋敷は、ソニーミュージックによる企画で、ソニーの技術を活用し、五感で楽しむエンタテインメントコンテンツになっています。IMAGINUS内の一室に設置されたドーム状テントの中に入ると、ディスプレイが並べられており…まずはヘッドホンを装着。360立体音響技術により、誰もいないはずの背後から声がしたりして、少し怖い雰囲気です。しばらくするとどこか懐かしいにおいが…。そうなんです。このホラーコンテンツは目と耳で楽しめることはもちろん、触覚と嗅覚でも楽しめるのです。
ネタバレになってしまうので、どんなにおいがするかは、体験してみてのお楽しみ…ですが、ホラーコンテンツに合わせ、絶妙なタイミングでにおいの演出がなされ、複数のにおいが体験できます。においによって来場者は「追憶村」の世界へと引き込まれます。映像に加えて、ソニーの360立体音響技術とハプティクス(触覚技術)、そして、これらを使った演出に合わせたにおいの体験ができるのが、まさにソニーが得意とするところなのです。
においを最大限に生かせるコンテンツが「ホラー」だった
今回、ソニーミュージックとの企画で生まれたこの新体験。においを最大限に楽しめるコンテンツは何か…と考え抜いた末にたどり着いたのが、ホラーとの掛け合わせだったそうです。
という思いでクリエイターの方と一緒につくったまさに最新テクノロジーを用いたおばけ屋敷、ぜひチェックしてみてください。
xRエンタメ・ドームZOEME「追憶村」開催概要
開催期間:9/14(土)~9/29(日)※土日祝のみ
開場時間:18:30~20:30(最終受付20:00)
各回定員:1回の体験につき3名(体験時間は約5分)
対象 :どなたでも ※6歳以下は保護者同伴
料金 :600円 / 人 ※税込み
アーティスト・Perfumeオリジナル香水の香りが楽しめる!
3つ目は、虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODE にて開催中の体験型展覧会「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」です。結成25周年となるアーティスト・Perfumeのこれまでの歴史が最新テクノロジーとともに楽しめる体験展覧会です。Perfumeの皆さんの一糸乱れぬヒールでのキレキレダンスがテクノロジーによって再現されるライブのような演出、ボリュメトリックキャプチャ技術などを駆使した展示なども見どころ満載でした。
こちらでは、展覧会本編ではなく、来場者限定で入場可能なポップアップショップに技術協力しています。
こちらの装置の前に立つと、ポップアップショップで販売中のPerfumeオリジナル香水「PERFUME OF PERFUME」の香りがふわっと香る体験ができます。嗅覚事業室の担当者によると、23年末から24年2月までTOKYO NODEで開催された没入型展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」でご一緒した関係者と継続して新しい「香り体験」を作りたいとお互いに話していたことから、今回の技術協力に至ったそうです。Perfume Disco-Graphy展にお越しの際は、ぜひポップアップショップにもお立ち寄りいただければと思います。
においは記憶と密接につながっており、よりエンタテインメントの体験価値を高める要素と言われています。実際、おばけ屋敷を体験した際、不思議と幼少期に体験した「口内炎の薬のにおい」を思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。
まだまだ暑い日が続きますので、涼しく過ごせる場所でソニーのにおい×エンタテインメントコンテンツを体験してみるのはいかがでしょうか?