【就活失敗小話】ノルマなし営業のはずがなぜかヘルメットをかぶっていたある若者の話
僕が就職活動をスタートしたのは2011年の3月末。ちょうど東日本大震災にみまわれた直後だったので、新卒市場はというと、それはそれは大荒れだった。2008年にはリーマンショックもあったため、「売り手市場」なんて言葉とは程遠いと理解していたが、それでもつらい現実だ。数十社面接して内定が1つなんてのは珍しくもなんともなかったのだが、これから自分自身が直面すると思うと目の前が真っ暗になったのを覚えている。
例に漏れず、僕自身もスムーズとはいかない就職活動だった。内定が出たのはたしか