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夫婦で起業するデメリットはある?

現代は、昔に比べると会社に就職しても安定が得られない世の中になってきました。

ですから、副業をしたり、起業したりする人も増えてきています。

夫婦で起業する場合はメリットがたくさんあるのですが、デメリットがあるのも事実。

・ 「夫婦で起業する際に起こりうるデメリットを知りたい」
・ 「夫婦として、そして仕事のパートナーとして仲良くする秘訣は?」

という疑問に、脱サラして5年目の仲良し夫婦が回答します。

うしお(夫):夫婦で起業する前にデメリットは知っておくべきです!

■ 夫婦起業の3つのデメリット

夫婦で起業するメリットはたくさんありますが、デメリットもあります。

今回はデメリットに関して、私たち夫婦が起業してから経験してきたリアルな話を語っていきます。

1.収入が安定しない

正直な話、夫婦で起業する場合は収入が安定しません。

そもそも起業すること自体が、収入の安定はしにくいのです。

ですから、安定や保証を求めるタイプの人には、デメリットが強く感じられるでしょう。

ひよこ(妻):夫婦で起業となると、自分たちで稼ぐことでしか収入が得られない。
どっちか1人が会社員なら、毎月安定したお給料をもらえるから、少し安定するかもしれないけど。
そうでもしない限りは、安定しないよね。

うしお(夫):安定しないといっても、色んな意味合いがあるよね。
例えば、最低月収が50万円で平均月収が200万円の場合は、収入としては安定してないけど、生活はできるよね。
収入が10万円から100万円の間で安定しない場合は、大問題だと思うけど。

私たち夫婦の収入も、50%~70%の振り幅はありますが、最低限の生活は出来るように計画を立てています。

起業してフリーランスで収入を得る場合は、最低限の生活費を稼ぐことが何よりも重要なこと。

とはいえ、外部要因や自然災害などで避けられない問題が直面した時、保証がない状態になってしまう可能性もあります。

うしお(夫):自分たちがコントロールできない事柄に関しては、どうしても売り上げが落ちてしまうこともあります。
例えば、Googleがホームページを全自動で作成できるようになったら、IT関係の仕事で収入を得ている僕たちは必要がなくなってしまう。
集客に関しても、Google広告が今の1/100の値段で大安売りするとか、そんな状況になったら全ての仕事がなくなってしまう。
…ありえない話だとは思うけどね。

ひよこ(妻):ちなみに、フリーランスで受注仕事を中心にやっている人は、収入を安定させるのはとても難しいよね。

うしお(夫):僕たちは受注仕事が中心ではないし、現在の収入でいうと中小企業よりかは安定してると思う。
でも、いつなにが起こって収入が減ってしまうかはわからないから、常に不安定な世界ではある。

会社員もリストラにあうリスクはありますが、雇用保険や失業保険があるので、そういった面では守られています。

しかし、フリーランスには、雇用保険や失業保険はありません。

どんな状況になっても、収入をキープ出来るように配慮しておかないと、不安定になってしまいます。

自分たちで保証を準備しておかない限り、収入が途絶えるリスクはなくならないので、対策をしなければないのです。

他の問題として、税務調査などで一気に税金がとられる可能性もゼロではありません。

私たちは、細かく帳簿をつけているので今の所大丈夫ですが、しっかり帳簿をつけてないとそういった問題も発生することがあります。

翌年に支払う税金に関しても、税金に充てる資金を残しておかないと、収入(貯金)がなくなってしまうので要注意。

もしもの時に備えて、私たちは投資もしています。

うしお(夫):僕たちの場合は、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)や小規模企業共済、NISAの資産運用でもリスクヘッジをしています。

ひよこ(妻):フリーランスになったばかりだと、資金に余裕がなくて難しいかもしれません。
しかし、リスクヘッジのために投資にまわせる資金は、少しずつでも用意した方がいいでしょう。

2.人生設計を立てにくい

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フリーランスの場合、固定収入があるサラリーマンと比べると、人生設計が立てにくいデメリットがあります。

ひよこ(妻):目標は立てられるけど、いつも目標通りにいくわけではないので、将来設計は立ちにくいよね。
むしろ目標通りにいかないことが多いからね。
1年後がどうなっているかもわからないし…。

うしお(夫):1年後どころじゃないよ、3か月後もどうなっているかわからないよ。

夫婦ならば、子どもをいつ産むかとか、自分たちの家が欲しいと考えたりしますよね。

しかし、夫婦で起業をする場合、そういった面の予定は立てにくくなってしまいます。

うしお(夫):ちなみに僕の場合、フリーランス歴が長いし、収入的にもローンをくめる状態ではある。
だけど、フリーランスの僕らの場合は、ボーナス払いなどは出来ないので月々の支払いが高くなってしまうみたい。
ローンを組める状況だとしても、実際には組みたいと思ってるわけではないけどね。

ひよこ(妻):ローンは借金ですからね。

フリーランスは収入が安定しないので、ローンで家を購入してしまうと、もしもの時に支払いが止まってしまう恐れがあります。

ですから私たちの場合は、ローンを組まずに一括購入をした方が良いという意見です。

3.仕事が喧嘩の原因になることもある

夫婦で一緒に起業して働く場合、仕事の話で揉めることが多くなって、喧嘩の原因になることもあります。

うしお(夫):もしかしたら、これが夫婦起業の一番のデメリットかもしれないね。

ひよこ(妻):仕事の話は、夫婦間でする普通の話と違って、真剣に考えているからこそぶつかってしまうこともあるよね。
モチベーションのズレや、お金の問題に関してもある。

特に起業をしたての頃や、どのように経営していくか定まっていない状態ですと、夫婦でぶつかることも多くなってしまいます。

しかしこの問題に関しては、長年一緒に仕事をしていると、少しずつ改善されていく可能性が高いです。

お互いの考え方や、意見を理解できるようになってくるので、ぶつかることも減っていきます。

うしお(夫):どっちかが社長で、どっちかが部下みたいな関係だと、基本的には揉めない。
だけど、夫婦の場合だと上下関係を決めてしまうと、やりにくい場面もあるので難しいところだよね。
仕事のことに関しては、絶対に口出ししないと決めておくとか。

ひよこ(妻):絶対じゃなくてもよくない?

うしお(夫):いや、意見は言ってもいいけど、最終決定はいつも同じ人がするべき。
どっちが決定権を持っているのかをハッキリさせるのは、夫婦起業する上で重要だと思うよ。
意見がぶつかったり迷った場合、必ず決定権を持っている人の意見を優先させるようにする。

このように、決定権は誰が持つかを決めてしまうと、話がまとまりやすくなりますし、揉めることも減ります。

うしお(夫):僕たち夫婦の関係では、僕が家族の責任者なので、判断を迫られた場合は責任を持って決断を下しています。

■ 【まとめ】どんなに仲の良い夫婦でも、デメリットが生まれる可能性はある

私たち夫婦は、基本的にとても仲の良い夫婦です。

ですが、仕事のことになると2人とも真剣なので、意見が分かれてぶつかることがあるのも事実。

とはいえ、そういった問題を2人で乗り越えて来たからこそ、夫婦の絆がより深くなっていることも実感しています。

夫婦起業は、始めのうちはデメリットを感じたりと苦労もありますが、軌道に乗ってしまえば少しずつ改善されていくもの。

一緒に仕事をしていくと、2人の意見や考え方も目標に向かって少しずつ寄りそっていきますし、お互いを尊重することも出来ます。

夫婦起業に限らず、何かを新しく始める時は、戸惑ったりうまくいかいのは当たり前。

デメリットばかりに目を向けていては、行動することが出来なくなってしまうので最初の一歩を踏み出すことも大切です。

それでは最後にもう一度、夫婦で起業をする際の注意点をお伝えします。

・ 2人とも個人事業主だと収入が安定しないので、リスクヘッジを考えておく。
・ 人生設計が立てにくいからこそ、2人で将来のことを話し合う。
・ 仕事に関することで喧嘩になる可能性があるので、最終決定権はどっちが下すか決めておく。

ひよこ(妻):夫婦起業はやると決意してしまうと、やるしかなくなります。
そうすることで、私たち夫婦の場合は、デメリットも2人で乗り越えていけました!


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