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アマツツミ

2023.12.24

うす!

これはエロゲーのひとつの完成形。

そう呼んでいい作品。

言葉によって人を操ることのできる『言霊』という能力。
それとめちゃ可愛いヒロイン達。
この言霊とヒロイン達の秘密に迫る物語がホントに楽しくて泣けてまじ面白かった。
そして何よりもキャラとストーリーを凌駕するエロのクオリティの高さ!
エロに対するエロゲーメーカーの本気、真剣さが、めちゃ伝わってきた。

僕はこのエロゲーがエロが極まり過ぎて、もうエロという概念を通り越して芸術作品と呼んでもいいと思う。


キャラ感想


エロエロの甘サド女王様 恋塚 愛 (こいづか まな)

このゲームで誰よりも好きで死ぬほど大好き。

『私は、あなたのもの。あなたは、私のもの』
キャラクター紹介のこの言葉からわかる通り超強気かつSっ子。
言霊の力でクラスメイトを好きな様に操る傍若無人さと、勃起した一物をバシバシ叩き楽しむドSさが非常に女王様っぽい。
さらに言霊使いとしての自覚と本質を理解する知性的な一面と、雪を纏う姿からは品を感じさせてくれるクールビューティー。

こんなクールで女王様っぽい愛ちゃんだけど、色んな一面があり、そして里以外の環境に戸惑いながらも馴染んで行く姿は可愛らしく、見ていて非常に楽しかった。

まず自分の気持ちに素直なのと世間常識を知らない。
だから主人公と所構わずイチャついたり、少女漫画にハマすぎて学校をさぼろうとしたり、自由すぎる。
それを見てアタフタする織部 こころ (おりべ こころ)と愛のSっぽさが非常に相性が良く、見ていてニヤニヤが止まらなかった。
この二人の絡みはゲームの大きな見どころのひとつと僕は言いたい!

そしてこの子は素直が故にすぐエッチしたがる!

僕はこんなスケベな女の子を待っていた。
堂々と誘ってくる姿は痴女を通り越してむしろ純粋無垢なんじゃないかと思ってしまう。
そして脱いだらもっとスケベで素晴らしい!
なんと陥没乳首!!
この陥没乳首が普段上品に見える愛とのギャップがいいのよ!
見てはいけないものを見てしまった感と愛の恥じらいがよりエロさを高めている。

そして一番ギャップなのが主人公に対してかなり尽くすタイプなこと。
『私を好き放題してもいいし、楽しませてあげてもいいけど?』ってセリフは、一見上から目線でSっ気を感じさせるが、内容は尽くしたい気持ちがものすごく伝わってくる。
このクールで強気なのにメチャ健気というギャップまじで好き!!
里から出たがっている主人公を必死になって止めようとする姿。
それでも里を出た主人公を見つけてもすぐに連れ戻さずに影で見守り助けたこと。
そして命を懸けてでもやりたいことを止めなかったこと。
主人公に対する愛の深さを感じるし、並大抵な気持ちじゃできないと思う。
この愛の深さは所々で感じるし重たいんだけど、自分じゃなくて相手の幸せを願って、一歩引いたところで見守る感じなのかまじで素敵。

こんな愛だからこそ見ていて応援したくなるし、嫉妬する姿や焼きもちを焼く姿も可愛いし、褒められて照れる姿も可愛い。

だから3章での許嫁を解消しないと先の話に進まない所は一番辛くてしんどかった。


言霊の効かない不思議な女の子 水無月 ほたる(みなづき ほたる)

メインヒロインだけあってかなりクオリティの高い魅力的なキャラとなっていると感じた。

言霊を通じないない不思議な能力。
この時点で言霊使いの主人公にとって特別な存在すぎる。

そして言霊を使う主人公に対してこれから訪れる苦難を予知し、人生の道標となる助言を約束する頭の良さ。
この頭の良さからくる考え方もかっこいい。
「後悔しないように・・」と言う言葉の人間が失敗を怖がると言う本質から負の面が大きく強調されていることが好きじゃない。
それよりも成功や夢を見て選んだ想いの強さだけに目を向けるべきだ、という考え方。
そんな物事を出来るだけ善意をもって捉えることを願っているほたるはまじで素敵。

そんな知性的な一面に反して飄々とした掴みどころのない明るい性格と、自由奔放な行動と言動。
キスの話をしていたら突然の不意打ちキスは自由すぎなんよ。

周りは日常なのに二人だけ非日常なこのシーンがめちゃ好きで、めちゃ驚いたし、めちゃドキドキした。
だっていきなりなんよ!!
このシーンを期にこのゲームにかなりのめり込んだと思う。

で、時折見せる情緒不安定な姿。

もう普段の明るくて晴れやかで親しみやすいキャラとのギャップがすごいよんよ。

これらが全て伏線となって迎えるほたるルートの怒涛の展開はまじで凄かった。

兄妹の恋愛に憧れる女の子 織部こころ (おりべ こころ)

ただただ可愛い。
そこにいるだけで心と股間があったかくなる存在。

こころは明るくて優しくて裏表のないちょっとメルヘンが入ってるぽわぽわ系。
主人公を拾って家で飼うみたいな天然記念物的な発想の女の子。
そんな汚れの無い女の子だから日常の会話でも見ていて癒される。
あのツンツンキャラの恋塚 愛 (こいづか まな)が心を許し、恋敵なはずなのに仲良くしてしまうところがこころの魅力だと思う。

そして何よりこころは可愛いくてエロい!!
兄妹として恋をしてはいけないけど好きが溢れすぎて抑えれなくなり、アタフタした姿が最高に可愛すぎる。
越えてはいけない一線がバグり過ぎてるのが好きすぎる。

そして主人公の言霊によって隠されたスケベ心が丸裸にされることで、恥ずかしくて困る姿と淫乱な姿の二通りのエロスを見せてくれる。
喫茶店のメニューにこころと書いて、頼んで食べて欲しい発想はこころだから許されるし、見ていて最高にエロ可愛い。

ただこころは偽りの妹という非常に特殊な妹キャラ。
本物でなく仮初の妹で、こころを言霊で騙しての妹設定。
だからこその葛藤と罪悪感、この設定を解除してしまった後の様々な不安が見ていておもしろいストーリーだった。

もしこころが本当の妹だったら自分の中での最高クラスの妹になっていたかもしれない。


愛人でもいい霊感少女 朝比奈 響子 (あさひな きょうこ)

おどおどした態度の自己肯定感の低い女の子。
自己肯定感が低すぎるあまりこの子のルートはなんと主人公の2番目の女に甘んじてしまう。
おい!それでホントにいいのか響子!!っと思っていたら1番目の女恋塚 愛 (こいづか まな)にまで尽くそうとする始末。

それを話しながらも何故か幸せそうなのでこれも一つの愛のカタチなんだなと納得してしまった。

もちろんこの子もドスケベでエロい。
自己肯定感の低い特性とドМで奉仕の気持ちが強いことが非常にマッチしており素晴らしいエロシーンとなっていた。
お礼に何でもします!っていって体を許しちゃうチョロインっぷりも素敵。
そして自己肯定感の低さから醸し出す残念さが、ラッキースケベの被害者として非常に似合っていた。

自己肯定感の低い子ってエロとの相性が良く、エロゲーのヒロインにもってこいの性格だと確信することのできたヒロインだった。


全てを憎む女の子 水無月 ほたる(みなづき ほたる)

明るいほたるとは真逆の存在。
もう一人のほたる。
傲慢で口が悪く、その態度は性格の悪い女王様。
でも、個人的には明るいほたるよりこっちのほたるが断然大好き。

主人公にとっては消えてしまった最愛のほたるを罵られ、馬鹿にされ、これでもかってほど罵声を浴びせられる最低の女の子として登場。
主人公がブチ切れてたのと違い自分は、セックスしたいならさせてあげるという完全上からの生意気メスガキ発言に興奮してしまった。

そんな最低メスガキと話を重ねていくと明るいほたると同じほたるなんだなって思う部分いくつかあって段々嬉しくなってしまう。
そして性格が超悪いのにちょっとした照れ隠しが溜まらなく可愛い。
好きと言いたいのを我慢して嫌いを連呼するエッチシーンは好き過ぎる。
お約束で最後には好きと言ってしまうところまで良い!

この病弱で死にそうなのと、強がり傲慢メスガキの相性が凄まじく良く、そこからのツンデレはトキメキ過ぎてこっちが死にそうになった。

良かったところ

・エロが凄いエロい

主人公が性に対して素直すぎなのと、ガードの緩いヒロイン達。
なのでどことなくエロ話やエロ展開が多くエロゲーをやっている満足感を味わえる。
そして物語で重要な要素の『言霊』がエロとしても大活躍したことが素晴らしい。
恥ずかしがって言えないことも、無理やり言霊で言わせたり、教室の授業中に言霊で自分達を認識させないようにしてエッチしたり、なかなかいいエロシーンを演出していた。
そして一番は原画の克様の絵がエロ過ぎる。
肉々しい体。おっぱいの形。乳首のとんがり具合。そして汗までエロい。
一番関心したのは下からのアングルのエロさ。
こころのワンピースを下から覗くプレイは絶景すぎて、まるで美術館で作品を見ている気分になった。(変態の戯言なので気にしないでください)

・美しいCG

エロシーンは美しいのは当然として、それ以外にも美しいシーンが多い。
ほたるの急なキスシーンも好きだし、雪舞う教室の愛のシーンもすごく綺麗。

・伏線を一気に回収するほたるルート

他のヒロインルートは、ほたるルートの為に存在するってくらい丁寧かつ上手く作られた物語に感じた。
言霊の本質的な能力が明らかになるのとは逆に、ほたるという存在の謎がどんどん深くなっていき、最後にほたるが積み重ねてきたことが全てわかるという展開がやばい。
自分には積み重ならない主人公への想いをオリジナルではなく、主人公に対して積み上げていき、自分が消えた後のほたるへバトンを渡していく姿は心を揺さぶられた。

評価(10点満点)

シナリオ・・7点
キャラ・・・9点
エロ・・・・10点
音楽・・・7点

あとがき的な何か

言霊を巡るストーリーはマジでエロゲーと言う特性を最大限生かした設定で、濃厚なストーリー、エロ可愛いキャラ達、そして気合の入ったエロい絵、それらが噛み合いすぎた。

2016年発売のゲームは僕の中ではめちゃ新しめのゲームと言う感覚があり(むしろ今までやったエロゲーのなかで一番新しい)、エロゲーはここまで完成されたのかと感動した作品だった。

気づきとしてやっぱり自分は強気な女の子とエッチな女の好きなんだなと改めて思い知らされた。
恋塚愛のグッズをかなり買い漁ってしまった。
ってか絵師の克様が好きになり過ぎた。

また克様原画の作品をやっていこうと思う。

ゲーム情報(Wikipediaより引用)

  • 原画 - 克、月杜尋

  • SD原画 - 鳥取砂丘

  • シナリオ - 御影

  • 音楽 - アブカワオサム

  • 会社-Purple software

  • 発売日-2016年7月29日

※この記事の画像は全て【アマツツミ/Purple software】より引用

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