山にむちゅう
北村祐介は下半身の欲望に忠実にただれた生活を送っていた。
毎日、同じ社屋にいる女性たちと逢瀬を重ねていたが、不思議とほとんどがキスまでで終わらせていた。訝し気に思う女性同僚だったが、祐介はすぐに逃げてしまうので理由は聞けずにいた。
ある日、部長の青田が登山に行くといい、末端社員である自分に辞表を提出し、あまりの喜びの熱烈なキスをされることになる。
性的暴行事件として警察に届け出をしたが、徐々に世の中は登山とキスに塗れて奇妙な方向に転がっていく。
不定期掲載。(現在より不定期掲載)
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