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1年が経ちました。

こんにちは。菊原です。
今回はちょっと長文の記事ですが、ご容赦を。。。
 
梅雨が明けて、本格的な夏が始まりました。関西の中では高原地帯で比較的涼しいはずの曽爾村でも、お昼は30度を超えて危険な暑さです。
 
さて、この7月で、曽爾村に引っ越してきてちょうど1年が経ちました。
いい区切りでもありますし、これまでの歩みの振り返りと、現時点で考えているこれからの展望について、まとめておきたいと思います。
 
 
<ビジョン・パーパスづくり>
 
地域おこし協力隊として、曽爾村に着任した際のミッションは、移住定住団体の設立と法人化。
 
昨年の7月に着任をして、まずは移住をとりまくこれまでの歩みを認識するところから始まりました。村にはどのような制度が整えられていて、足元で走っている計画はどのようなものがあって、、、、などなど。
 
それと同時並行しながら、まだ任意団体であったSONI SUMMITから、これまでの活動を振り返っていただきつつ、想定されていた将来の展望について、伺わせていただきました。
 
新たにつくる法人のコアとなるビジョンであったり、そもそもの存立意義であるパーパスは、事業を進める上で迷ったときに立ち返る北極星。収益モデルを考える以上に重要なことです。
 
そして、議論に議論を重ねた上で、出来上がったパーパス。
 
「ふつうに暮らす、そっと寄り添う」
 
このパーパス、わたしの名刺の裏に記載されているのですが、ありがたいことに、いまでもいろんな場所で名刺交換をさせていただく際に、共感していただいたり、お褒めいただいたりすることが多いです。
 
 
<法人化へ>
 
そして、その後に具体的な法人化のプロセスを進めました。
「メンバーをどうするのか?」、あるいは、「事業計画はどうするのか?」、とか。
 
また、法人化をする以上、お客さまを想定し、おカネが関わってくるもの。なかなか、なあなあのサークル的なノリや、お遊びの延長線上ではいられません。
 
事業として関わるメンバーには、明確な役割が求められますし、果たす役割と金銭的なつながりも忘れることなく、組織を構築していく必要がありました。
 
また、移住定住に関わるお仕事は、本来であればお役所のフィールド。そちらを民間事業者に事業として委託していただく以上、お互いが委託者と受託者として、緊張感をもってお付き合いをするための明確な線引きも必要になってきます。
 
そして、なによりも移住定住のサポートにあたって、お客さまである移住希望者の方を見なくてはいけません。
少し大げさかもしれませんが、このお仕事は、ご相談にいただく方の人生の一部をお預かりするお仕事だと思っています。
だからこそ、どのようなご相談に対しても、しっかりと受け答えできるまで勉強をしておくことが何よりも大切。移住相談は見栄えの良い仕事ではありませんし、ご相談を受ける前に、見えないところでどれだけ努力できているか、が本当の意味でご相談いただいた方のご満足につながるものと考えています。
 
以前の職場で言われた言葉を思い出します。
 
「仕事は、準備が9割」、と。
 
 
そういうタフな話し合いを越え、昨年末に一般社団法人SONI SUMMIT(サミット)が立ち上がりました。ふり返ってみると、当初いろんな方が思っていたことを、現実性のフィルターを通して、夢から地に足をつけた内容に落とし込み、最終的にこのような形に落ち着いたのだと思います。
 
 
<パンフレットやHPづくり>
 
サミットが立ち上がり、一番初めのお仕事は、移住を希望される方が曽爾村を知っていただくためのPR媒体づくりでした。
 
曽爾高原をはじめとする素晴らしい観光名所のある曽爾村には、観光をメインにしたパンフレットはこれまで多く作成されていたのですが、移住に軸足を据えたパンフレットはありませんでした。移住希望者の方が、我々のオフィスにご相談に来られても、毎度口頭でいろんな情報を伝えることができるだけ。
そんなに多くの情報を一度にもらっても、なかなか頭に残らないですよね。。。そこで曽爾村への移住を検討するにあたり、最低限知っておきたいことをまとめたパンフレットを作り上げました。
 
 
<曽爾村移住パンフレット>
https://sonisummit.com/wp-content/uploads/2022/03/18dfdcdbcf6308dcd83f318909278eb2.pdf
 
 
こちらで、まずは曽爾村の雰囲気を知っていただけるのは良いのですが、もう少し深く知りたいと思ったときに、深堀ができるような情報が欲しくなるはず。そう思って制作を進めたのが、サミットのホームページです。
 
現在の内容は、まだまだ基礎を仕上げたばかり。完成までには付け加えるところが多くあると思っていますので、今年度も新たな機能を追加し、より一層痒い所に手が届くような内容に仕上げていきます。
 
 
<曽爾村移住促進サイト>
https://sonisummit.com/
 
 
<そして、事業の2年目へ>
 
昨年12月末に立ち上がったサミットですが、事業年度は3月末を一区切りとしています。
 
4月に入り、1事業年度目の初めての決算、そして初めての納税。
何もかもが初めて尽くしで、てんやわんや。ホントにつまらない些細な質問も、辛抱強く対応してくださる税理士の方に助けていただいて、なんとか決算と納税の対応を無事に終えることができました。本当に色んな方に助けていただいてサミットが成り立っていることをあらためて実感する機会でもありました。
 
振り返ってみますと、1事業年度目は、移住定住に関する事業を進めていくうえでの基盤といいますか、インフラ作りを進めた1年だったと感じています。
 
そして、2事業年度目のいま、その基盤のうえに移住定住のサポートに役立つ各種サービスのプロトタイピングを進めるフェーズにある、と感じているところです。
 
移住を検討するにあたって、暮らし向きの良さはもちろん大切なのですが、おウチがないと暮らせませんし、またお仕事がないとご飯を食べていくことができません。
 
都会から地方へ移住することは、傍から見ると一種のあこがれに映るのかもしれませんが、都会で暮らしても、地方で暮らしても、現実から離れることはできません。事業だけでなく、生活でも、「論語と算盤」の精神を忘れてはならない、と思います。
 
ただ、移住を希望される方が、おウチも仕事もすべて自分で努力してゼロから見つけ出すのではなく、できるだけすんなり見つかるというか、上手くマッチングできるようなサポートができれば、と考えているところです。
 
まさに今この瞬間も、一つ一つのサービスを着実に積み上げているところですので、またそれぞれが形になりそうなところで、この場を借りてご報告できるように頑張っていきます。
 
奇をてらうことなく、当たり前のことを当たり前に、コツコツと。
 
2年目も精進します。
 
 
<最後にお知らせ!!>


\移住セミナーを開催します/
SONI CHALLENGE SUMMIT

■日時■
2022年7月24日(日)16:30〜18:30
■場所■
東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館4F
ふるさと回帰支援センター セミナールームB
■内容■
参加者の皆さまに「人生の折れ線グラフ」を作成して頂き、
これまでの人生の振り返りとこれからの事について、
先輩移住者や他の参加者とディスカッションしていただきます。
\こんな人にオススメ/
・何か新しい事を始めたい人
・地域で何か出来ないかと検討している人
・移住したいけど、移住先での暮らしに不安がある人
いろんなモヤモヤを出し切り、何かにチャレンジするきっかけを掴めるようなセミナーにしていきたいと考えています!
申し込みはイベントページURLよりどうぞ!
https://www.furusatokaiki.net/seminar_detail/?event_id=404675&fbclid=IwAR0EqL9cF5IKmBtVh6GuAWaqyWU0HpaAUYt6I-0CxC2HB5bY0kFDkvc6E3M
 

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