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弾丸の行方が一部判明した

7月14日、安倍元首相を狙撃した時の弾丸が一部発見された。
弾丸の痕跡がわかることで、容疑者から発射した弾丸の弾道がわかります。
まず使用された手製の銃と弾丸の構造です。

事件に使用された手製の銃と弾

散弾銃ほどではないですが、1つの筒から6つの弾が発射される構造です。
続いて弾道について。

1発目の弾道を上空から見る
発砲地点からの弾道

山上容疑者と安倍元首相と弾道と思われる選挙カーの痕跡、そして7月14日の捜索で発見された駐車場の壁から推測すると赤い線の弾道が描けます。
選挙カーは容疑者の発砲地点から数十メートル離れた位置に止めてありました。

選挙カー後方
選挙カー前方
選挙カー前方

選挙カーの後方から弾が当たり選挙カー前方へ抜けました。
後方に3カ所、前方に4カ所です。写真では前方が4カ所となっていますがどちらかが側面ではないかと思います。

そして選挙カーを突き抜けた弾、もしくは選挙カーに当たらなかった弾が、容疑者から約90m離れた立体駐車場の側壁に3つありました。高さ4m、5m、8mの3カ所です。

弾丸が発見された場所

今回発見された弾痕は1発目の弾丸と考えられます。2発目の発砲の直前に安倍氏のYシャツの左襟が開いています。それが、「血糊が破裂した」「ビルの上から狙撃した弾が右首元に当たったので襟がなびいた」など諸説ありました。実際は2発目の弾の一部が安倍氏のYシャツの右襟に当たったもようです。

2発目の弾丸の1個が安倍氏のYシャツ右襟に当たりなびく

弾痕と弾丸が見つかったことで、一時浮上したビルの屋上からスナイパーによる狙撃説はほどんどないと言えます。

弾丸のスピードについてお話します。発砲すると順番に、発射音→弾丸が飛ぶ→煙がの順になります。弾丸の発射音は340m、弾の速さは銃により異なり秒速400m~1000mです。しかし、弾の速度が音の速度より早いため、弾が音より先に飛んでいきます。そのため、2発目の発射音と同時に弾が安倍氏のYシャツの襟に当たったのです。

ただ、腑に落ちないのが、2発目の6個の玉のうち、2発が安倍氏の左腕付け根に命中しており2発とも左首付け根付近を貫通しています。残り4つの弾はどこへ飛んでいったのか?

弾丸の再捜索は7月13日に行われました。その前日、奈良市は雨でした。発見されていない弾丸は雨で流された可能性もあります。

未解決の要素がまだある

まだ捜査途中の段階で未解決なことやいくつかの疑惑が解明されていません。

①弾丸の残りの行方
②ドクターヘリのフライト記録が無い→事件前に撮影したのか?
③血糊が安倍氏の右腕にあった
④反抗は山上容疑者の単独なのか複数人が関わっていたのか?
⑤クローンの存在の有無。クローンが暗殺されたならオリジナルはどうなっていたのか?

細かい疑惑はともかく、上記の①から③解明して欲しいです。
④にはついては報道では単独犯扱いです。気付いている人は複数人と捉えているでしょう。
⑤は存在しても国家機密に準ずるので明るみになることはないでしょう。個人的には、これが一番の焦点です。

一つ前のブログで、狙撃事件第一報で複数のネット記事の日付が2日前になっていたことと、クライシスアクターが複数いたことを述べました。
このことから、山上容疑者の単独犯行ではなく複数の人達が犯行に関わっていいたと考えている人も多いです。このことの立証ができるかどうかも事件解明の大切な要素になります。

謎が謎を呼ぶ事件です。インターネットとスマホの普及で昔の狙撃事件と違い瞬時に情報が広がりますが、それがもとで誤報や憶測情報飛び交い、大衆の認識が混乱するという出来事が起きたのも、今回の事件の特徴です。

まだまだ、不可思議な点が多いですが、どこまで解明されるのか捜査の行方を見守りたいと思います。

阿綺羅




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