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8、「道」について考える。

1、「道」とは日本の精神を表す一字

僕はよくここでは
名前のことだま®の話をするんですけど

「道」っていうのは本当に
日本の精神を表す一字だと思ってます。


日本人ってやっぱり
道がつくものが好きなんですよね。

柔道とか、剣道とか、茶道とか、華道とか。

なんでも道になるんですけど
道の特徴っていうのは

「終わりがない」

っていうことなんですよね。


だから

「どこまでも発展、進化、向上
 し続けることができるもの」

を日本人は道と定義していたという
ことなのかなと。


割と今の時代の世の中って

資源も枯渇してるんじゃないかとか、

経済も頭打ちなんじゃないかとか、


色んな国際的な問題っていうのが

「どうしたら解決できるんだ?」

っていうのが混沌としてますけど


そこを解決する方法は

日本人が見い出した

「どれだけでも進化・向上・発展
 し続けられる」

という“道の精神”にあるのではという
ことで、世界の注目が集まっている
気がするんですよね。


2、流れるままに 生きてきたけれど…

僕はアーティストフォーラムといって

「音楽歴もジャンルも全然違うメンバーで
半年間かけて人生のテーマソングを作って
ライブで披露する」

というイベントをやってるんですけど、


そこで一番最初に作った
「自分自身のテーマソング」

いわゆる「自分の道を表す曲」っていうのを
10周年の時に作ったんですよね。


そのタイトルが

『流れるままに』

っていう曲なんです。


これはですね、
なんか言葉だけ聞くと
かっこいい感じがするかもですけど、

割とこう、ちょっとコミカルさも
あるような曲にあえてしているんです。


要はもう、

「流れるままに、流されるように
ここまで来ちゃったよ。

十年経って振り返ったら
エライとこまで来ちゃったな」

という曲で(笑)


いや、そもそもが僕は、

たった一人のリストカット女の子のために
曲を贈ったというところから

それがいつのまにか仕事になって

【一人のために曲を贈る
 シンガーソングライター】

という道なき道を歩み始めてきたので、


それって本当に、

「流れるままに、流されるままに」

来たような感じがするなぁっていうのが
実感なんです。


で、最初はそれが自分の中で
少し引け目みたいなのもあって、

特に娘が生まれた時に

「お父さんの職業は何なの?」

って言われた時に、
わかりやすい説明ができないわけですよ。


だからそういうところで
いろんな引け目も感じだけど、

これが俺の生き方なんだと。

流れるままに 生きてきたけれど
それが自分の道だって 今なら言えるから

っていう歌詞があるんですけど、

ちゃんとここに「道」って言葉が
入ってるんですよね。


3、道を歩む時に大事なこと

僕は大学は立教大学なんですけど、

僕が入学してた頃に、
ちょっとキャッチコピーが出たんですよ。


それが何だったかというと、

「変わらない理念が 立教を変えていく」

っていうフレーズで、すごい記憶に
残ってるんですよね。


やっぱり何かの道を歩んでいくときに、

時代に合わせて変わってく事って
大事だと思うんです。

そうじゃなければ道を歩めないと
思うんですけど、


だけどその中で
変えてはいけないものもあると。

むしろ、

「何か一つの事を変えないからこそ
いろんな変化に対応しながら
道を歩み続けることができる」

っていうことなのかなと。


だからこの両方、

・変わらないものと

・変わっていくもの

の2つが、道においては大事なのかなと
思うんですよね。


4、道は一本じゃない

あとは、

「道は一本じゃない」

ということもポイントですよね。

突き進んでいくと、
途中でやっぱり違う道が出てきたり
するものですよね。


先程の『流れるままに』の歌詞でいうと

思った通りの人生 生きているようで
思いもよらない道のり 歩んできたんだ
サラリーマンに経営者 工場でも働いて
なぜか今 歌を歌ってる

というのが僕の実体験なんですが、
やっぱり人生における道って
得てしてそういうものなんだと思うんです。


うちの奥さんのおじいちゃんかな、

「おじいちゃんの名言」

とでもいうものが結構あるんですけど
その中の一つに、


「道に迷っても気にするな。
 道は究極的には必ずどこかに
 つながってるから大丈夫」


というものがあるんです。


これは、リアルな「道路」について
言われたものではあるんですが、

人生における道と捉えたならば、

「それも必ずゴールには繋がってるよ」

というと含蓄のある言葉に感じますよね。


5、先人の歩んだ姿が道になる

これ、余談なんですけど
おばあちゃんにもこういう名言があって

それは

「親の苦労は子に見せなさい」

っていうものだったんです。


僕の家では、親は苦労を隠して子どもには
できるだけ見せないという家で育ったので
すごくそれは奥が深いなと思いましたね。

だから、僕もちょっとそうでありたいなと。

親の苦労を子どもに、
隠すことなく見せていく。


まぁ、そういう親の生き方も
一つの道だと思うんですけど、
それもやっぱり家ごとにありますよね。


そう思うとやっぱり、

「先人の歩んでいる姿を見て
僕らが道を歩んでいく」

んでしょうね。


道は人それぞれ違うのかもしれないけど、

「誰かが歩んだ姿がそのまま道になって
後世の人に影響を与えたりしてる」

ということはあるんだと思います。


そして、それがきっと漢字で表すと

『 導く 』

という漢字になるのかなと。


「道」に「寸」と書いて、『導く』。

実際の由来はどうかわかりませんが、

人を導くためには
すごい何十メートルも
先行かなくていいってことなのかも。

ちょっと一寸くらいで、
届くか届かないぐらいなところで
でも、直接触れはしない。

その絶妙な距離感で、
「こっちだよ」ってやってあげるのが
人を導くということかもしれませんね。


そう考えると『先生』というのも
「先に生まれる」って書くんですよね。

これも、
そんな大したこととかやる必要はなくて、

本当に一歩先ぐらいで
自分の経験をシェアするくらいで
良いのかもしれませんね。


・・・そんなこんなで本日は
「道」というテーマで考えてみました。

何か一つでも参考になることがあれば
うれしいです♪

※このコラムで書いてる内容は、
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