週末レビュー9月8日:コロンビアMBA授業初日&お茶屋初日
NYは今日火曜日の夜中12時になったところ。もはや週末レビューではないけど。。。先週はコロンビアMBAの交換留学の授業が始まり、且つ、前々から準備してきたお茶屋を日曜限定でオープン。
コロンビアMBAの授業スタート:
正直まだ1日しか参加していないのでわからない。Capital Market & InvestmentとFood Entrepreneurshipという授業があった。Capital Market & Investment では資本主義とは何か、その中でFinancial Systemがどういう機能を提供しているか、Capital Allocation, Consumption Smoothing, Risk Sharing, Price Discoveryなどがどう体系的に資本主義社会を支えているか。ローンとか、クレジットカードとか、株とか、我々が物々交換からさらに進化して使っているお金のシステムについて再確認という感じ。そしていかに今アメリカ人の頭の中が資本主義から社会主義を好ましく思うように変化してきているかデータで共有。そうなのか。としか思えないが、おそらく資本主義を支えるファイナンスのシステムの形が弱肉強食からもっと協調するシステムに変わっていく(ベイシックインカム的な?)。ということなんだろうか。そして株式と債券の定義の確認という感じだった。
まだ周りの学生のレベルとかはわからないが、見た感じみんな1600万の授業料を払ってもなお、夏休みにバカンスに行ってきた日焼けが目立つ。もう人類の最頂点にいる人たちなのだろう。グループワークが早速あり、隣のお兄ちゃんに声をかけたが彼はコペンハーゲンビジネススクールからの交換留学生だった。彼も僕も誰もクラスのMBA生知らないので、とりあえず、2人でグループを組むことに。逆にゴリゴリの金融かコンサル出身者(ほとんどがそうらしい)とチームを組むとリーダーシップ(小さなレベルであっても)も出せない=何も学ばずに終わる可能性もあるのでよかった事にしようと思う。
Food Entrepreneurshipはアメリカで飲食の事業をいくつも立ち上げて今はコンサルをしている教授の授業。めちゃくちゃ面白い。この授業は超人気クラスでやっぱりFood Businessって来てるなと改て確認できた。また、毎週くるゲストスピーカーのレベルが半端じゃない。Shake ShackとかSweetGreenの創業者が来るらしい。めちゃ楽しみや。
この教授はものすごい有名な飲食のコンサルらしい(自分で100回くらいそう言っている)。名だたる大手をコンサルしてきて、今でもそうしているらしい。この話を聞いて、やっぱり自分のフードビジネスへの関わり方は彼みたいな感じじゃないなと確信できた。やっぱり金持っている奴の手伝いをしてお小遣いもらって何が楽しいんだと。どっちかというと、お金持ってないけどチャレンジしようとしている人たちの役に立ちたいと思った。自分の親がそういう立場から飲食を始めたから余計そうなのかも知らない。この授業を聞いて、別の授業でスタートアップのアクセレートプログラムがあるのだが、そこで作るサービスの課題設定を「飲食業における高廃業率」にしようと決めた。理由は自分の仮説(ほぼ間違ってないと思っている)廃業しているほとんどの人たちが個人事業主とか中小企業だからだ。この教授はNYの飲食事情に相当詳しい。彼曰く、大手は絶対に売上対、家賃シェアを5%に抑えるという。絶対だそうだ。反対にNYに憧れる残念な個人事業主は何も考えずに10%以上払うらしい。そういう人たちがぼったくられないフェアな土台を作りたいと思う。
お茶屋初日
先週の振り返りに書いた通り、当初緑茶をやろうとしていたが、抹茶に変えた。そして抹茶の低価格路線で行こうと決めた。結果、惨敗だった。全部で8杯。16ドルですよ。250ドルの赤字ですよ。でかい看板を作成していたが間に合わず、猛ダッシュでFEDEXで紙を印刷して最大サイズA3。。。まぁないよりましだと思って結局以下の写真のような感じでオープンした。
前回NYで海鮮丼のテストをやっていた時は弟と二人だった。今回は一人。かなり寂しかった。。。しかも学生寮の自分の部屋から早朝に大量の荷物を運び、UBERに乗せて(簡単に言ってますがその前に徹夜で準備してました)現場に到着。看板も来てないし、色々できてないものだらけやし、そもそも抹茶ラテ作ったことないし。と弱気になりかけたが、体が勝手に動いた。やっぱりやって思ったのはDone is better than perfect。そしてやらないとわからないです。
まず、100杯が損益分岐であり、100杯くらい売れるだろうという根拠のない予想がおかしすぎた。道ゆく人の反応を見ながら、抹茶ラテが2ドルで爆安であろうとなかろうと、抹茶を飲む人口が圧倒的に少ない。一部のヘルスコンチャスな人たちは見つけたらすぐに買ってくれるという感じだった。8人だけども。あとこの通りの人の研究も全然できていなかった。どちらかというと年配の高所得の人が多い通りで、抹茶を飲む感度の高い若い層はもう一本違う通りにいる(具体的にはSOHOというNYの代官山?わからないですがなんかカッコつけた奴が多そうなところです)。そこでこの値段を出せばかなり売れると思う。ただ今商売をしているのはその通りではないので、今ここにいるなりのやり方でアプローチしないといけない。
何より、毎週250ドルもタダ働きで赤字垂れ流せない。これは慶應から研究費をもらってやっている事でもあるが、そもそも一日250ドルの赤字とタダ働きはそもそも研究する意味もないくらいおかしい数字だ。日曜のショッキングなできごことから2日経ってるが、まだ名案が思いつかなない。
(もしこのNOTE見ている人がいて面白いアイディアがあれば、コメント残していただけますでしょうか!?)
今考えているのは友人であるロレアルの元マーケティング部長に相談する。また慶應MBAのマーケティング授業を受け持つ有名な先生に相談する(彼女は私の論文の副査でもある)。ただ相談するにも自分の今週からの改善案を思いつかないと相談する意味がないので、今考えている。ただ、コロンビアMBAの課題が嵐のように降りかかって来ている。同時に今週の土曜から始まる串カツ屋のタスクが死ぬほどあって、頭が破裂しそうだ。
とまぁもう12時を回って水曜日になってしまったが、今週も頑張って行こうと思う。
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