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草子

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2021年12月の記事一覧

ひとり

ふと振り返ると、いつの間にかいろんな人達に囲まれていることがある。 傍にいてくれたり、心地よい距離を保ってくれたり、一緒に歩いてくれたり。そんな人達に囲まれている。 私は特に人を募った自覚はないのだが、大抵は誰かしらが精神的に近くにいてくれる。 ふと顔をあげたときに、ひとりぼっちだった試しもない。必ず誰かの存在をすぐ近くに感じられている。 心のどこかで、近くに必ず誰かがいてくれる、見てくれている、支えてくれる…と信じているのかもしれない。無意識にそんな友人達の存在を支えにし

「愛してない」のひとことが刺さっていて

今の会社に長く務めているんだけど、何年か前にマルチ紛い商法が会社で流行った。周囲の同僚や後輩がとある社員によって声をかけられ、パーティーや顔合わせに連れて行かれる。 私の周りは勧誘されるのに、自分だけなぜか声をかけられなくてしょぼーん(´・ω・`)となった記憶がある。 当時は今ほど自己主張は強くなく、ガチでずっと話を聞いてるような人だったはずだった。 怖いもの見たさで行ってみたい気持ちはあったんだけどなあ。どんだけ矛盾していて、どろどろしてるんだろうって思って。 会社で流

知性と気高さと年月と

とある本を読んでいて、ふと高校時代にALTの先生が言っていたことを思い出した。 読んでいたのはこちら。ちょうどその先生を思い出すエピソードが本にあった。友達が「美湖さん自転車好きでしょ!」と貸してくれた。実際、読んでて作者の語り口調がおもしろくて読んでて楽しいのと、どこか考えさせられるところがあった。 私が通っていた高校は純粋な英語科や国際科ではなくちょっと変わった学科だった。あまり詳しく書くとバレちゃうので書けないけれど、とにかく変わった学科だった。強いて言うのであれば、

人となにかをつくったじかん

今年を振り返ってみて、個人的に大きく印象に残った出来事があったので、そのことについて記しておきたい。 私自身はどうやら周囲から見ても表現・創作活動にそれなりのこだわりがあるらしい。今は落書き程度のことしかしていないが、昔を振り返れば意外といろいろとかじってきてはいた。 まあ、こだわりはあると思う。 私自身も一人でやろうと思えばできるけれども、『一人でつくることを』注力してやらない理由はただ一つだ。 「人とつくる方がおもしろいし、結果お互いや場にとっても残るもの・おもしろい