新婚期のリアル
今回は「パートナーはいるけど、そろそろ結婚したい」「新婚生活ってどういう感じなんだろう?」 という方に向けた特集記事です!
僕の新婚期の生活、結婚して良かったことや実際に起こったトラブル。体験したからこそ分かる問題点や反省点、その対処法など、お役立ち情報を大公開!
これを読むだけで、起こりやすい問題や考えておきたいことが具体的に分かり、トラブルの防止や早期解決にうってつけです。
皆様が幸せな新婚生活、そして末永い幸せを手に入れられますよう…。
結婚して間もなくの生活
結婚してから同居した場合、家の片付けも落ち着いてくると手放しで楽しい生活が待っています。まだまだ交際期の延長のような感覚ですね。
一緒に暮らしているのでオフの時はいつでも二人きりです。一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、同じ布団で寝て、恐らく一般的に想像されるような感じです。大体の新婚さんが同じ様な生活かと思われます。
まだ子供がいなければ自由な時間が多く、普通にデートに行くのも良いし、旅行に行くのも良いでしょう。インドア派の人なら一緒に料理をしたり、テレビで映画を見たり…、誰にも気兼ねなく好きな時間を過ごせます。
僕も新婚の時には年に4回は旅行に行っていました。子供が出来てバタバタしている今に思うと、とてものんびり出来た時間でしたね。子供が出来ると自由な時間は全く無くなりますので、是非この期間に精一杯楽しんで絆を深めて下さい!
僕の場合は、妻が寿退職したので家に帰ると妻が夕飯を作ってくれて待っていました。やっぱり嬉しいですね。
だけども、結婚してすぐに変わるのがお金の管理が関わってくることでした。妻にお願いする場合、自分が管理する場合、2人で管理する場合など色々ありますが、僕は妻に家計管理をお願いしてお小遣い制になりました。
家計管理というのは、給料や預貯金の管理だけでなく、食料品や生活消耗品などの在庫管理も絡んできます。具体的には以下のようなことがあります。
このように、家計管理には非常に多くの情報を管理する必要があるので、全てのことを情報共有するのは難しいです。また、すれ違いやトラブルの原因にもなります。
従って、パートナーの片方が家事メインの生活スタイルであれば、家計管理をお願いする方が無難かもしれません。勘違いしやすいですが、他人事と考えるのはNGです。大事なことは一緒に考えましょう。
実際、今でもそれでトラブル無く出来ています。これについては、うまくやりくりしてくれている妻に大感謝ですね。
持っていて良かったスキル、結婚の心構え
ここで、僕が結婚する前に持っていて良かったスキル、あるいは習慣付けておいて良かったことについてまとめておきます。
とても自慢できるようなものは無いですね…。
ただ、今思うと結婚前の交際では、デートという非日常の瞬間に役に立つことを大事にしていたかもしれません。しかし、結婚してからは非日常ではなく日々の暮らしで必要なスキルや習慣が大事になりました。当たり前のことが普通にできること。簡単なようで難しいものです。皆様はいかがでしょうか?
恋愛と結婚は別物というのはここからも言えるのかと思います。パートナーを交際者と共同生活者と言いかえれば、その差は歴然でしょう。
恋愛ベタな僕にとっては、色々な人とお付き合いするよりも、こうして一人のパートナーと生活を共にする結婚という選択は合っていたのかと思っております。
結婚を望む方は、仲の良い新婚生活を思い描くと同じくらい、共同生活を営むという視点から自身の見つめ方やパートナーの選択を考えてみましょう。基本的な家事スキルなど、出来ないことは今のうちに練習しておくことを強くオススメします!
結婚して良かったこと
結婚ということにメリットを考えるのは野暮な話かもしれませんが、好きな人と一緒にいられること以外にも多くのメリットがありました。
人生のパートナーや家庭を持つことは、自分以外の人に対しても責任を負うので、社会的な信頼が高まります。一人の人間から大きな信頼を得たという実績としても社会的な評価となります。
また、既婚者ということで未婚の異性からみれば恋愛対象等にされる可能性がなくなります。僕の体感としても、異性の同僚がちょうど良い距離感で接してくれるようになったように思います。「奥さんってどんな人?」「休みの日は2人で何してるの?」などと、興味を持ってくれるようにもなりました。
既婚者同士なら、男女問わず話が膨らみます。久しぶりに会った学生時代の友人がたまたま近所にいたのですが、お互い結婚していたので話題に困りませんでした。
親孝行になるのはもちろん、子供を作ったり、家を買ったりすることも出来ます。そうして背負う責任があれば、仕事をするうえでも大きなモチベーションともなります。
さて、よく言われることですが結婚生活は良いことばかりではないよ、と…。
残念ながら、やはりそれは事実なようです。意外とこの時期でもぶつかる時はぶつかりました。
ここで、実際に起こったトラブルや、今振り返った時に見つけた問題点、教訓についてまとめておきます。
防犯意識の違い
結婚当時、アパートの2階で暮らし始めた僕達ですが、トラブルはさっそく訪れました。
とても物騒なことですが、僕は生粋のド田舎育ちで、家の中に誰かが入れば玄関の鍵は閉めないのが当たり前でした。物騒な話は殆ど聞かないので、外出時にうっかり鍵を閉め忘れても、帰ってから貴重品チェックをするくらいでした。
一方の妻は、防犯カメラやオートロックなどが完備のされたマンションで育ち、防犯意識が非常に高い人でした。
ある日のこと。妻が用事で先に外出し、僕は遅番で仕事に行きました。夕方の休憩時間にスマホを見ると、妻から着信とLINEが…。どうやら玄関の鍵を閉め忘れたようです。
ひとまず電話で謝って、貴重品チェックをお願いしたのですが「誰かが家の中に入っていたらと思うと怖くて家の中にも入れない。帰ってきて」との返事。
当時の僕は「そんな大袈裟な…」と思ってしまったのですが、これが大きな間違いでした。それからすぐに家へ帰って部屋の中をチェックしたのですが、誰もいません。貴重品も無事でした。
ところが、ちょっと大袈裟だと思っていた僕の心が図らずも態度に出たのでしょう。結局、妻を怒らせ、酷くがっかりさせてしまいました。そして、出会ってから最悪レベルの修羅場と化したのでした…。
反省点としては、この時点でしっかりと本人の気持ちを受け止めるべきでした。妻から「怖い」「不安」と言われたら本人は「怖くて不安」なのです。
まずは、本人の気持ちを受け止め「怖い思いをさせて申し訳ない」「怖い気持ちを取り除いてあげたい」と思ったなら、違った行動になったはずです。
他の例ですが、極端に虫嫌いな女性も多いでしょう。家の中に虫が入ってきたときに、かなり怖がることもあります。その時も、大袈裟と思わず誠実に対応するべきです。
これに限らず、人間は感情の共有や共感をしてくれる人に親密感を覚えるものです。逆に対応を誤れば疎外感、更には嫌悪感に繋がります。夫婦といっても元々は赤の他人です。人間関係の基本は、最も身近な他人である夫婦こそ大切にするべきこととも言えますね。
また、そもそも防犯意識の違いから生じたトラブルです。防犯意識にも個人差や価値観の違いがあり、また正解があるわけでもないので、思わぬ口論になる危険性があります。無論、防犯意識は高い方に合わせたほうがいいでしょう。
結婚式の準備で
僕達は結婚して早々に結婚式を挙げることになっていました。元々は妻の希望で、式場も概ね妻のリクエストを受け入れて決定しました。
結婚式というのはお金も掛かりますが、とにかく手間が掛かります。式場を決めることを除いてざっと列挙しますと…↓
…今見ても目がくらみます。
たった半日くらいのイベントにこれだけの準備がかかる大仕事です。実は、お金を積めばかなり時短の出来る「お役立ちオプション」もありますが、はっきり言って式場の儲けになるだけです。これからのことを考えるなら、なるべく自分たちで頑張りたいところです。
僕達も決してお金持ちではなかったので、オプションは控えめにしました。席次表の作成を自分たちで行ったり、引き出物を安い業者に外注するなど、手間は増えますが少しでも費用を抑えることを目指しました。
しかし、幸せなはずの結婚式。その準備で皮肉にも大激突が起こってしまったのでした…。
当時の妻は専業主婦、僕は日勤や遅番をしながら働く生活でした。そのため、結婚式の準備の多くは妻にお願いしていました。
とは言え、新郎側の準備(ゲストのお誘い、招待状の作成、その他連絡調整など)は僕がやらなければなりません。
また、席次表を手作りしていたのですが、これがかなりの大仕事。パソコン業務の経験のない妻は想像以上の苦労を強いられたのでした。
一方の僕は、仕事の疲れを言い訳に準備が後手に回る毎日。気がつくと次の打ち合わせが目前に迫っていました。にも関わらず、ゲストが決まっておらず、招待状も仕上がっていませんでした。
また、席次表の作成や引き出物の選定も妻に丸投げして、まともに話も聞かなかったことも大きなミスでした。
結果、準備は全く進まず。式場のスタッフの方にも迷惑をかけてしまい、妻は大激怒。大喧嘩に発展してしまいました。
このことは結局は僕の怠慢なので取り上げるまでもないかと思ったのですが、思い返すと他のことにも通じるような根深い問題もあることに気が付きましたので共有します。
【反省点①】結婚式の準備をやっているつもりになっていた
今振り返ると何もやっていなかったことに気がつきましたが、当時の僕の中では「十分やっているつもり」になっていたのです。このことには、次の問題点②も絡んでいます。
ちなみにこういったことは他にもよくあります。残念ながら夫の「やっているつもり」は妻にとっては「何もやっていない。もしくは殆どやっていない」と同じです。これはどんなことでも大体真理です。
これを防ぐ為には、やるべきことを具体的にリストアップするなどして、進捗状況を客観的に確認できるようにするのがオススメです。
【反省点②】結婚式についての予備知識が少ないにも関わらず努力を怠った
言い訳にもなりませんが、妻は元々交友関係が広く、友人たちの結婚式の出席の経験が何度もありました。今でも連絡が取れる友人も多く、情報収集もしやすい状況でした。元々、結婚式にも憧れがあったそうです。
一方の僕は、子供の頃に一度出席した程度。詳しく話を聞ける友人もおらず、結婚式というもののイメージが出来ていなかったのです。元々、結婚式なんて他人事と考えていました。
両親も結婚式をしていなかったので、なおさら情報源が乏しい状況。ご祝儀の相場や包み方のマナーが存在することも、結婚式と披露宴の違いすら知らなかったのです。
つまり、予備知識の圧倒的に少ない僕は結婚式について理解するために一層の努力が必要だったわけです。それにも関わらず、積極的に情報収集をしようとする努力を全くしませんでした。また、分からないことを妻に質問もせずに過ごしていました。
このとき妻からも「そんなに結婚式を知らないなんて思わなかった。そもそも、なんで分からないのに結婚式をやるなんてって簡単に答えたの?やりたくないなら先に言って欲しかった」と言われる始末。痛いご指摘でした。
今の日本では生涯で結婚する割合は女性の方が高く、親しい友人がいる割合も人数も女性の方が高いそうです。また、ウェディングドレスに憧れ、結婚式を夢見るのも女性の方が多いでしょう。
やはり、全体的に見ると男性よりも女性の方が結婚式についての関心が高い傾向があります。
そんな女性は、結婚式について自然と予備知識を得て、ある程度のイメージができていることが多いのは想像に難くないでしょう。
つまり、結婚式を挙げるとなった時に、よほどの経験や予備知識の差がない限りスタートラインは同じではない、と考えた方が無難です。
…と、後から気がついたのが他でもない僕です。
これを読んだ男性の皆様には是非、幸せなはずの結婚式の準備で大喧嘩になるという悲しい結末は避けていただきたいものです。
足りなかった一言
ある日妻から、「今日のご飯美味しい?」と聞かれました。「美味しいよ」と答えたのですが、「いつも(筆者)くんは何も言ってくれないよね。一生懸命作っても、美味しいのか不味いのかも言わない。何が食べたいのかも言ってくれないし、どう思ってるのか分からない」と。
また、「別にありがたいと思われる程のことは出来てないけど、何も言われないのはちょっと辛いよね」と辛そうな表情で言われました。
この手の話はよくあるし、自分は大丈夫と思われがちです。ですが、実際に結婚してみると、ないがしろになってしまうことが多々あります。妻から言われてみてハッとしましたが、やはり自分では言っている「つもり」になっていました。
それからは努めて自分から「美味しい」と言うようにし、今まで以上に「ありがとう」を言うようにしました。これは習慣づいてしまえば、自然と口に出るものです。気持ちは言っている「つもり」では伝わりません。ハッとした読者の方は是非言葉で伝えることを心がけて下さい。
実際、こういうことが夫婦の不仲や離婚にも繋がる恐れがあるのです。非常に大事なことなので、気をつけましょう。
余談ですが、以前妻が入院したときに短い間実家にお世話になっていたことがあったのですが、母親から「ありがとう」が言えるようになったことに驚かれました。以前はそんなに言えていなかったのか…と、改めて思いましたね。
まとめ
新婚期といえども、意外と落とし穴は多いものです。元々は赤の他人ですので、価値観が合わないのは当たり前ですが、自分の落ち度は認めて誠実に対応しましょう。特に、「ありがとう」「ごめんなさい」はしっかり言うこと。とても大切な言葉です。ここまで読んで頂きありがとうございました。
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