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人はなぜ進化したのか?

夏期休暇にて千葉にある某夢の国に行ってきた。
そこで「イッツ・ア・スモールワールド」なるアトラクションに乗ってきた。これは乗り物に乗って、世界中の国を回るというアトラクションである。
これを乗った時にいろんな国の子供たちが登場してくるのだが、その子たちの服装や奏でている楽器を見て、どこの国の子供たちなのかが判別出来なかった。それが少し嫌だった私は世界の歴史を少し勉強してみることにした。

元々、宇宙が出来た経緯などはあらかた調べていたので、そこまで遡ってまとめてみた。以下のようになる。

宇宙の誕生→138億年前
天の川銀河誕生→120億年前(星の集まりがまず出来る)
太陽系誕生→48億年前
地球誕生→46億年前
★ここで特筆すべき内容は、地球誕生が46億年前ということだろう。宇宙誕生が138億年前だから、その3分の1くらいの年数は地球が存続している。私の感覚だと地球が誕生したのはもっと最近かと思ったが、意外に長生きだった。
<続き>
海の誕生→40億年前
生命の誕生→38億年前
バクテリア誕生→35億年前
酸素が出来る→27億年前
真核生物→22億年前
地球が赤から青っぽくなる→15億年前
多細胞生物誕生→12億年前
大きな大陸(超大陸ロディニア誕生)→10億年前
ロディニア分裂→8億年前
寒冷化、温暖化の繰り返し→7億年前
暖かい時期。オゾン層も作られる→6億年前
生物が陸上へ→5億年前
昆虫が誕生→4億年前
魚とかの脊椎動物誕生→3.5億年前
恐竜の誕生→2.3億年前
恐竜絶滅→6,500年前
アウストラロピテクス誕生→700万年前
火を使う→200万年前
ホモ・サピエンス誕生→20万年前
新石器時代始まる→1万年前

となる。ここまでみると、地球が出来たのが46億年前、そして人類が誕生したのがホモ・サピエンスが誕生した20万年前だとすると、地球の歴史から見ると、まだ0.004%しか人類は生きていない。人類が誕生したのは本当につい最近なのだ。

ここまで見ると、人類の誕生の軌跡を追いたくなる。人類の先祖であるアウストラロピテクスの誕生は、アフリカの地と言われている。
しかし、なぜアフリカである必要があったのか。
生物が繁殖するためには、水と暖かい気候が必要だと思っている。
よく四大文明と言われるが、エジプト文明はナイル川、メソポタミア文明はティグリス・ユーフラテス川、インダス文明はインダス川、黄河文明は黄河がある。水が豊かで土壌の栄養分も豊富な土地が栄えるのだ。
そして次は気候である。赤道付近の暖かい地域がやはり栄える。この四大文明の緯度がだいたい同じ位置にあるのも、頷ける。

しかし、ここにアフリカは入ってこない。アフリカといえばサバンナ。荒涼とした土地が思い浮かぶ。水もそこまで豊富な感じもしない。しかもかなり暑くて乾燥しており、食べ物も容易に手に入るとは思えない。なぜこの地域で人類は進化することが出来たのか。

ここで逆説的に考えると、『厳しい状況だからこそ、進化出来たのではないか』ということだ。
日本でも、「火事場の馬鹿力」という言葉がある。ピンチになった時に、自分が思っている以上の力が出るという意味だ。この「火事場の馬鹿力」現象は今まで生きてきた中でも経験があるのではないだろうか。

乾燥して食べ物も水も手に入りづらい状況で、生きていくためにはどうすれば良いか。もちろん、元々は木々が生えていたのが乾燥して荒涼した大地になり、遠くまで見通すためには二足歩行にならざるを得なかったなどの説ももちろんあると思うが、そもそもやはり状況が厳しい中でこそ、その中でも生き抜くためにどうすれば良いか、自分の状態をアップデートすることが必要だった環境で取った選択肢が進化なのではないか、と思う。

もちろん進化することが全面的に良いとは言わない。そのままの猿の状態でもよかった訳だ。生き抜くためにはどうすれば良いか。それを考えた時に選んだのが「進化」という方法だったのではないかと思う。

今日は以上です。

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