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Takram田川さんの方法論が簡潔にまとまった「イノベーション・スキルセット」の感想をメモ

Takramの方々の思想やアウトプットが昔から好きで、見聞きしていると個人的に興味を持っていることとかモヤモヤしていることがすっきりすることが多い。

そんなTakram田川さんの著書ということで、読んでみた。

大まかな内容としては、イノベーションを生む可能性を高めるための組織や人材がどうあるべきかを、BTC(business, technology, creativity)を軸にした具体的な方法論を提示して簡潔に解説している。

この本の簡潔さがTakramらしい

イノベーション系の本で、抽象的な概念が多かったり過去の具体的事例の解説中心という内容のものもありますが、この本はその間くらいの立ち位置でわかりやすく書かれているように感じた。

本文に「入門書として」とあるように、ある程度スキルがある人に対してというよりも、これから新しい何かをしようと模索している人やそこにモヤモヤを感じている人にとって丁度良い気がする。

個人的にはデザイン視点で読んでいたので、ビジネスやテクノロジー視点で読むとどうなのかも気になる。


BTC(business, technology, creativity)の融合

おおまかな内容としては、田川さんが提唱しているBTCの融合を軸に、その背景や概念から具体的に実行するためのプロセスなどが包括的に書かれている。

以前発表された経産省の「デザイン経営宣言」(田川さんも参画)からつながる内容を、実務者に対してより具体的にしたような印象を感じた。

そのほかにも気になった内容が色々とあったので、キーワードをメモをしつつ一枚にまとめてみた。

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自分自身としては、デザインからそれ以外の領域まで広げていきたいと模索している中で、こういった領域を越境していく考えや方法論に関する思想が、懐中電灯的な感じでうれしい。

この本以外にも、Takramの方々がその時々のトレンドでお話しているTakram Castも面白いので。





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